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1980年7月16日
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岡山県

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発明家 あり の 発明紹介

2010.12.26
古い経済新聞を読めたら面白いと思って、インターネットを検索してみると、 2年分が20万円するものが見つかった。 それを買うのは無理だと思って、しばらく検索していると、 神戸大学に1912年から1944年までの中外商業新報をまとめて インターネット上に公開したものが あった。

最初から全部読み通そうと思って1912年の記事を読むと米相場の 高騰について書かれていた。政府は、朝鮮、台湾からの米の輸入を増やすため 関税を下げたが、効果が無かったようだ。1911年に辛亥革命が起こったので、 中国で米不足になり、中国に米が流れたらしい。

1912年は豊作なのに米相場が高かったので、農民の購買力が上がり、 工業製品に対する需要も増えたとの解説があった。 米相場が上がることは良いことばかりでなく、生活者は困るとの解説もあった。 現代の不動産価格や原油価格の問題に通じるものがある。

特に時代を感じさせたのが、田畑利回りだ。預金の利子や株の配当利回り と同じように田畑に利回りがあった。 最も高いのが12%で 平均は6%だった。 戦後、農地改革が行われるまでは、 日本では地主の勢力が強かったというのは知っていたが、 田畑利回りは知らなかった。 考えてみたら、農業が主要な産業の国で、土地の売買が可能なら、 このような発想が出るのは当然だ。


2010.12.26
2週間ほど口内炎が続いた。 去年買った口内炎の薬を塗ったが、あまり効かなかった。 その口内炎の薬が済んで、同じ薬を買ってみると、去年買った薬と微妙に色が違った。 つまり、去年買った薬は変質していた。 夏場にプラスチックのふたが紫色になり、液体が漏れていたのと 何か関連があるのだろう。口内炎が治った今は、口内炎の薬を冷蔵庫に保管している。

2010.12.12
12月9日の夜、タタ・モーターズの株を全部売った。 以前書いたインド平均株価のCFDは全く儲からないまま終わった。 3ヶ月の間、インド平均株価が上昇しないのは、インド経済がうまくいっていない からなのではないかと思うようになった。 最近の日経新聞に インド企業の売上高は伸びているが、原材料価格が上がっているせいで 利益が伸びていないとの記事があった。タタ・モーターズの リーマンショック前の高値が約20ドル で、今の段階で株価が30ドルを超えるのは行き過ぎだと思った。 それでも勢いだけで際限なく株価が上がることは、たまにあるので、 株価の推移を見て、30ドルを下回ったら売ろうと決意した。 1週間ほどタタ・モーターズの株価を確認する日々が続いたが、 12月8日の終値が30ドルを切っていたので12月9日に売ることにした。 成行注文をして、売値が極端に安くなったり、指値注文をして、 売買が成立しなかったら困るので、ニューヨーク株式市場が開くまで 起きていることにした。

午後10時半になってもニューヨーク株式市場が開かない。 アメリカには夏時間と冬時間があって、夏時間の取引開始が 日本時間の午後10時半になり、冬時間の取引開始が日本時間の午後11時半になる。 僕は、それまで、夏時間や冬時間を意識せず、午後10時半にニューヨーク 株式市場が開くと思っていた。 仕方がないので11時半まで起きていることにした。インターネットで 紙屋研究所や松岡正剛の千夜千冊を読んで時間をつぶした。 紙屋研究所や千夜千冊の思想傾向と、外国株の取引という行動があまりも 不似合いなのが面白い。

11時半、タタ・モーターズ株は28ドル近辺を行ったりきたりしていた。 僕は28ドル15セントで指値注文をして売却した。おとといの終値が30ドル 13セントだったので、昨日売ったほうがよかったのではないかと思ったが、 30ドルを切る前に売ったら、株価が上昇していたかもしれないと思い直した。 その30ドルという基準にもたいした根拠はないのだが。


2010.12.12

創作アネクドート

北朝鮮がウィキリークスに対抗して朝鮮人民ウィキリークスを 創設し、アメリカの外交公電25万通を暴露した。
その内容は

「金正日は偉大な指導者。」
「朝鮮半島はピョンヤンを中心とした統一国家になるだろう。」
「アメリカ、日本、韓国の経済は破綻しており、数年のうちに崩壊する。」


2010.11.28

名言集

戦国の貴公子 宇喜多秀家☆フェス
岡山市で、こういった催しがあったらしい。 演劇「宇喜多秀家物語」が披露されたらしい。 「戦国の奇行子 宇喜多直家★フェス」をやればいいのに。 演劇は毒殺とか闇討とかで殺伐とした内容になるだろう。 演劇「宇喜多直家物語」を見て、観客が呆然となり、やがて、 その場からぞろぞろ離れていく様子を想像すると愉快だ。
参考

NHK 情報漏えい記者を定食3ヶ月
某ポータルサイトのニュースで見かけた。今日はトンカツ定食。 明日はエビフライ定食。定食3ヶ月は実に辛い。

これで西欧文明もオシマイだ
世界大恐慌の時、ルーズベルト大統領が、金本位制離脱を決断した。 その日の閣議の帰りに、予算委員長のルイス・ダグラスが嘆いて言ったとされる言葉。 後知恵で言えば、このときアメリカが金本位制離脱をしたのは正解だった。 権威ある人が、根本的に間違っていることを大げさに言うのが面白い。
参考

アメリカと韓国が北朝鮮の領土を0.001mmでも侵犯すれば、 すべての潜在力を動員し1,100倍の報復打撃を加える
最近、北朝鮮砲撃のニュースで見かけた0.001mmという表現が、 面白くて、インターネットで検索したら、1100倍という表現もあった。 もし、アメリカと韓国が北朝鮮の領土を0.001mm侵犯すれば、 北朝鮮は1.1mmの報復打撃を加えることになる。 朝鮮中央放送が言うことは、 何でも笑えるのは、どうしてだろうか。


2010.11.28
食費1ヶ月5千円で過ごした人のインターネット動画を見た。 上には上があるものだ。僕が、食費1か月5千円で過ごして、インターネット で発表するとしたらどうするか考えてみた。まず、1か月の日数が少ない2月 に収録することを思いついた。5000÷28≒178なので、 1日食費178円で過ごせばいいことになる。牛乳333mlは70円 近いし、コーンフレーク100gはもっと高い。練りきな粉1日分は 約30円だ。 栄養価を無視して ただ満腹になればいいのなら、米と小麦粉を多用すればいいが、 栄養所要量を満たした上で、1か月食費5000円はどうすれば できるだろうか。

2010.11.14

タイ料理の新しい食べ方

コンビニにインスタントのトムヤムクンが売られていたので、買って食べた。 「本場の味」と書いてあったが、あまりに辛すぎて、最後まで食べるのが苦痛だった。 タイ関係の本を読んだときに、辛いタイ料理を食べて大量のご飯を かきこむとの記述があったのを思い出した。 しかし、僕がタイ料理と大量のご飯を一緒に食べるのは 現実的ではないと思った。僕は、 あまり肉体労働をしないので、大量のご飯を食べても太るだけだ。 そんなあるとき、ご飯の代わりに、野菜や大豆をタイ料理と一緒に 食べたらいいと思った。これだとビタミン、たんぱく質、カルシウム、鉄分 をとることができる。

早速、実験をしてみた。トムヤムクンと ゆでたカボチャと大豆の水煮を一緒に食べてみた。トムヤムクンを 一口食べると、口の中に辛さが広がる。そこでカボチャを食べる。 カボチャに全く味をつけなくても、口の中に辛さが残っているので、 それなりに、おいしく食べることができる。 大豆の水煮も同じように食べる。 こういった食べ方をしたほうが、トムヤムクンの味も楽しめる。 普通に食べると、ただ辛い味しかしないが、他のものと一緒に食べると、 辛さ以外に酸味や香草の風味がすることが分かる。


2010.11.14
新聞、雑誌、牛乳パック以外の紙も、ざつ紙として古紙に出すことに、最近になって ようやく気づいた。レシートやコーンフレークの箱や封筒などを集めて、 紙袋に入れるようになった。 そうすると、燃えるごみが激減し、生ごみが燃えるごみの大部分を占めるようになった。 僕の場合、生ごみの臭いがしたり、虫がわいたりするを防ぐため、 生ごみは冷凍庫で保管して、出す前に一晩、自然解凍してから 出しているが、それでは、ゴミ袋が一杯にならない。ゴミ袋は有料なのに 、ゴミ袋の無駄をしているような気もする。

2010.11.4
先月、職場の先輩と岐阜の航空祭を見に行った。特に、 僕にとってはパソコンゲームでおなじみの F15やF4の飛ぶ姿が見れてよかった。思ったより音が大きかった。 音を聞いているうちに何の脈絡もなく敗北感がした。あえて理由をつけるとしたら、 ジェット機を持っていない国がジェット機を持っている国と戦争した場合、 敵国のジェット機が空を飛んでいたら、もう戦争は負けたと感じる といったところだろうか。鉄砲や大砲の音に威嚇効果があるのを連想した。

2010.11.4
最近、朝のニュースも、インターネット動画の連続再生で済ますようになった。 朝、目が覚めて、 6時から6時半までは、テレビでモーニングサテライトを見ている。 6時半から7時半までの一部の時間にインターネット動画を聴いている(画面は見ない)。 以前は、NHKのニュースを見ていたが、6時半から7時半までの時間は 、ニュースの量が少なく、新商品などが出てくるコーナーの占める時間が多いのが不満だった。 弁当を作っているときに、ニュースを見逃してしまうという欠点もあった。 インターネット動画は、自分の好きなときに聴き始めることができ、 いつでも一時停止できるので便利だ。

2010.10.22

渡辺房男『儲けすぎた男』

安田財閥をつくった安田善次郎の生涯を扱った小説。 日本の経済人の中で、ヘティ・グリーンに最も近いのは安田善次郎だと 思っていたこともあって、安田善次郎の生涯に興味があった。 内戦後に紙幣を買うあたりの話は酷似している。また、両者ともケチで、 不況時の買いを得意としていたのが似ている。

この本は、明治維新前後の話が多く、どちらかというと、貨幣から見た明治維新史 の本だった。 不況のときに潰れかかった 銀行を買収する話がないのが物足りない。 最後のほうで、好景気で他の銀行が貸し出しを増やすときに、安田銀行は 貸付金の回収をすると安田善次郎が言っているぐらいの扱いでしかない。 それでも、現代の世界で応用できるような気がする。つまり、 銀行が貸し出しを増やしている時期に株を売ればいいのではないか。 安田善次郎が、どのようなことを不景気の前触れとみなしたのか についてもっと触れてほしかった。


2010.10.22

名言集

おお、核融合発電ができたか。それはすごい。 でも、もういらないよ。ほかにいろいろあるからね。
日経サイエンスで見かけた。代替エネルギーにはマグネシウムや藻を使う方法もあるらしい。

ブッダのフィギュア
仏像のこと。一般的に、日本語でも書ける言葉をカタカナ英語で書くのは好きではないが、 これは面白い。


2010.10.10

金融商品向き不向き(1)

インド株の買い増しをすることにしたが、タタ・モーターズ1銘柄に 集中すると危険なので、インドの平均株価に連動する金融商品を 買おうと思った。ETFは運用手数料と為替手数料がかかるので、 インド平均株価先物のCFDを買った。CFDには、定額の手数料や 定率の手数料はないが、 売値と買値に差があって、 手数料の代わりになっている。インド平均株価は約6000で 売値と買値の差が4だった。ただし、1ヶ月に1回、強制的に決済があるので、 1年間運用しようとすると、手数料に相当するものを48払わないといけない。 それでも、48÷6000×100=0.8なので、手数料率は0.8パーセントで、ETFより安い と思って、インド平均株価先物のCFDを買った。これが大間違いだった。

9月30日午後6時半、僕は、インド平均株価のCFDを決済した。 インド平均株価のCFDは、毎月最終木曜日に清算されることになっている。 1週間運用して、マイナス1万円だった。僕が買う直前に、インド平均株価は 大きく上げたので、そんなものだろうと思った。10月からは、さらに 買い増す予定だったので、上がらないほうが都合が良いとさえ思えた。

10月1日午後6時半、僕はインド平均株価のCFDを買おうと思って 、楽天証券の取引画面を開いた。6150という数字が見えた。 前の日よりも大幅に上がっていた。9月30日から10月1日の6時半までの 間、僕は、インド平均株価のCFDを買っていなかったので、儲けの 機会を逃してしまったのだ。僕は、大損をしたような気分になり、 思わす画面に向かって、小声で「納得いかん」と言ってしまった。

もともと、CFDは手持ち資金の何倍もの取引ができるようになっている。 手持ち資金の何倍もの取引をする人は、自分が寝ている時や 職場に行っている時の株価の変動で儲ける必要性は感じないだろう。 逆に、そういう人は、自分が寝ているときに、株価が予想とは反対の方向に大きく動いたら、 破産してしまう恐れがある。 しかし、僕は、CFDでも手持ち資金と同じ額の取引しかしないので、 制度上CFDを買えない時間帯に株価が大幅上昇すると、損をしたような気分になる。


2010.10.10

金融商品向き不向き(2)

CFDは為替変動の影響を受けにくいことをすっかり忘れていた。 今まで現物取引しかしてこなかった僕にとっては不思議でしょうがないのだが、 CFDは売値と買値の差額にそのときの為替相場をかけて損益が確定する。 例えば、現物株の取引では、1ドル100円のときに100ドルのアメリカ株を買って、 その株が110ドルに上がったが、一方で1ドルが80円になったとする。 円に換算すると1万円の株が8800円になったわけで、損をしていることになる。 ところがCFDの世界では、株価の差額10に80をかけて、800円 儲かったことになる。

そういえば、インド株のETFを買わずにCFDを買ったのは、為替変動の 影響を避けるためだった。インドの為替相場はどうなるかわからない。 高金利→ルピー高も考えられるし、インフレ→貿易赤字→ルピー安も考え られる。そもそも、ルピーの為替相場の推移はインターネット上で 見つけづらい。 インドの平均株価は着実に上昇しているが、東京証券取引所に 上場されているインド株投信は不安定な動きをしている。こういう状況では、 為替変動の影響を受けにくいCFDのほうが有利だ。

やはり、今後もインド平均株価のCFDを続けることにして、CFDの 取引方法を調べると、前日にあらかじめ注文を出して、翌日の始値で 買う方法があることが分かった。CFDの指値注文は現在値よりも安い 値しか指定できないが、指値注文と逆指値注文とOCO注文を組み合わせれば、 翌日の始値で買える。僕が株を始めた頃は、注文の種類は指値と成行しか なかったので、CFDでも指値と成行があれば十分と思い、逆指値やOCOを 使ってみようと考えたこともなかった。 結局、僕が10月1日に儲けの機会を逃したのは、CFD取引の仕組みを よく理解していなかったためだった。

それにしても、「翌日の始値で買う」という注文を、 「株価が前日の終値より安ければ買う。株価が前日の終値より高ければ買う。 一方の注文が成立すればもう一方の注文は取り消す。」と注文しないと いけないのは、いかがなものか


2010.9.26

第二次世界タイ戦

最近、自分の中でなぜかタイ王国がブームになっている。 不正をはたらいた警察官に、罰としてキティちゃんの腕章をつけさせるとか、 軍の司令官がテレビで全国民に向けて「クーデターは遊びではない。」と宣言するなど、 面白いニュースが多い国だと前から思っていた。「今日はクーデターだから、テレビが つまらない。」というのもタイ人の名言だ。

最近になって僕は、第二次世界大戦中のタイの外交史を知って驚いた。第二次世界大戦で タイは日本に味方して、英米に宣戦布告したが、1945年8月16日に 「宣戦布告は摂政の署名が無いので無効」と宣言した。この宣言をアメリカが承認したので、 タイは敗戦国にならずに済んだ。何も突然、場当たり的に宣戦布告無効宣言をしたのではなく、 それ以前に様々な工作をしていたらしい。例えば、タイの首相が大東亜会議への出席を断ったり、 連合国に協力する自由タイ運動を政府が黙認したりしたらしい。ちょうど、 最近見たドラマ「独眼竜政宗」で、 花押に穴があいていないので、文書は偽物と、豊臣秀吉に弁明するの をやっていた。自由タイ運動の黙認は、 日本の戦国時代に当てはめるなら、真田家の生き残り戦略と似ている。


2010.9.26
久しぶりにSPMBTをやった。朝鮮戦争のウォルミド上陸作戦のシナリオをやったが、 艦砲射撃がほとんど効果なかった。Steel Panthersシリーズの砲兵は敵に損害を与えるために 使うのではなく、敵の動きを止めるために使う。それでも、砲兵の射撃の後、歩兵を前進させると、 何事も無かったかのように、敵が反撃してくる。歩兵は動きが遅く、艦砲射撃が終わってから 敵のいる場所に歩兵が到達する間に、敵が態勢を立て直しているのかもしれない。 動きの速い機械化歩兵なら、また違った結果になっていたかも知れない。 そのほかにも、味方を密集させすぎるなど、戦術的にまずい点が多かったにもかかわらず、 もともと簡単なシナリオだったので一方的に勝てた。

2010.9.12

ビパン・チャンドラ『近代インドの歴史』

インドの高校の歴史教科書の日本語訳らしいが、 インド独立を擁護するあまり、おかしいことになっている。 インドの独立を擁護する立場だと、イギリスのインド支配は悪なので、筆者は、 イギリスの圧制を盛んに強調している。しかし、ムガル帝国やデリー・スルタン朝 も外来の支配者であることには変わりがない。筆者は、 ムガル帝国はインドに同化したが、イギリス人はインドに同化せず、 白人専用のクラブや白人専用の列車を作って、人種差別を行ったと述べている。 そこだけを見ると説得力があるが、筆者は、別のところで、インドの不可触民 について述べている。「不可触民に触れてはいけない」 「不可触民は、他の身分の人が使う井戸を使ってはいけない」などの差別があったようだ。 これでは、先の人種差別とどこが違うのかと思ってしまう。 さらに、藩王国について、このような表現もある。

歴史的にみて、国内の反乱や国外からの侵略といった脅威もあって、 腐敗し堕落した支配者たちの横暴は、いくらかでも歯止めをかけられてきた。 しかし、イギリス支配はこうした脅威をとりのぞいたから、 彼らは好き勝手に暴政にふけることができたのだ。

1857年のインド大反乱以降、イギリスは藩王国を保護するようになった 結果、このようになったと述べている。この文章は、読みようによっては、 外国からの侵略がなければ、自国の支配者は腐敗堕落するので、 適度に外国からの侵略があったほうがよいという風に読めてしまう。

ある本の主張が、別の本の主張と食い違っているのは、ごくありふれているが、 同じ本の中で主張が食い違っている(ように読める)のは珍しい。


2010.9.12
珍しい食べ物飲み物追加

2010.8.29
1995年にエクアドルとペルーの間で戦争(セネパ紛争)があったことを最近知った。 The Operational Art of War 3のシナリオにEcuador95があるが、どうせ架空の戦争を扱ったものだろうと思っていた。 TOAWの世界には架空の戦争を扱ったものも多い(America Invaded - JapanとかKorea99とか)。 シナリオの解説を読んでみると、史実と架空の混合と書いてあったので驚いた。 ペルー大統領アルベルト・フジモリについては、当時の日本でもかなり報道されていたのに、 セネパ紛争については、まったく報道されなかったような気がする。 そもそも、 インターネットでセネパ紛争を検索しても、日本語では詳しい情報がない。それでも、英語の Wikipediaがあったので読んでみた。

セネパ紛争は、1995年1月から2月にかけて起こった。 主に空軍の戦いだったが、経済危機のせいで、 両国とも飛行機の部品が手に入らず、整備不良のため飛ばせない飛行機が多かったらしい。 (これは、ゲーム上でも再現されている。) エクアドル軍がペルー軍機を撃ち落としたと発表したら、 ペルーがその飛行機は悪天候のため墜落したと言うなど大本営発表の応酬があったらしい。 戦争の勝ち負けもはっきりしない。ペルーはエクアドルの拠点を占領したと発表したが、 その直後に南米諸国とアメリカが仲裁に入ったようだ。

エクアドル軍に協力した先住民シュアールは、もと首狩り族で、人間の干し首を作る伝統があったが、 欧米人が干し首を珍しがって買うようになったせいで、銃を手に入れて盛んに周辺部族に戦争を仕掛けて 首を狩った時期があったらしい。

世界情勢について、どれだけ調べても調べ尽くせない。本当に世界は広いと思った。 考えてみれば、 1995年1月17日に阪神大震災があったので、南米の小規模な国境紛争など報道されなかったのだろう。


2010.8.29
まさか『The Witch of Wall Street Hetty Green』の第1章を翻訳するだけで8ヶ月もかかってしまうとは思わなかった。 ただ読むのとインターネット上で公開するために翻訳するのとでは、かなり違う。分からない単語は一つ一つ辞書を 引く必要があり、日本語で本を書き写すだけでも大変な作業なのに、英文に合った日本語を 考えながら書く作業はさらに大変だった。外国の本の翻訳や外国製ゲームの日本語版が 普通に出回っているが、こういった地道な作業の上に成り立っていることがわかって、ありがたみが 増した。 この本の第1章は1885年の話だが、第2章でヘティ・グリーンが生まれる前にさかのぼって 話が進むような構成になっている。今後、第2章以降のかなりの部分を飛ばして、 投資に関係する事柄が出てくる章だけ翻訳するつもりだ。

2010.8.15
『The Witch of Wall Street Hetty Green』の翻訳
第1章 ヘティ・グリーン、ウォール街に来る追加

2010.8.15
最近、「独眼竜政宗」のDVDを見ている(聴いている)。 僕は、歴代NHK大河ドラマの主題曲の中で「独眼竜政宗」の主題曲が一番好きなこともあって、 「風と雲と虹と」の次は、「独眼竜政宗」と決めていた。「独眼竜政宗」は、 最近の戦国NHK大河ドラマにない、 殺伐とした物語になっている(幕末を扱った大河ドラマは、最近でも殺伐としているが)。 主人公が、城の中にいる人全て非戦闘員を含めて皆殺しにすることを命令し、実行される 大河ドラマは最近は見られない。最近では、この種のことを織田信長が命令して、主人公が 思い悩む場面を見せることが多い気がする。殉死の習慣も最近の大河ドラマでは見られない。 現代の目で見ると、男性の登場人物が皆、頑固で怒りっぽく見える。 1話に1回は、誰かが「くどい」とか「黙れ」と一喝する場面があるような感じがする。

最初の数話は、特に虎哉宗乙の活躍が面白かった。寺に乱入した伊達家の侍を言葉の力で撃退したり、 幼い政宗(梵天丸)に親元を離れないといけない理由を聞かれ、「人の上に立つものは・・・」と ちゃんと説明する場面があり、非常に賢い人だと思った。政治勢力としての仏教(本願寺以外)に も興味を持った。


2010.8.1
『国富論』と『雇用・利子及び貨幣の一般理論』を 読んだので、次は、リカードの著書を読みたいと思っていた。 『経済学及び課税の諸原理』が インターネット上で公開されているのを見つけた。パソコンの画面で見ると、 目が疲れるので、プリンタで印刷してみたが、かなりインクを 使ってしまったような気がする。

まだ、途中までしか読んでいないが、経済思想史の入門書やインターネットで 紹介されている理論(差額地代論、比較優位、賃金鉄則)だけではないことが 分かって面白い。リカードは、金本位制を採用するのは、通貨発行量を制限するため で、通貨発行量を抑えることができれば紙幣標準(現代でいう管理通貨制度) でもいいと言っている。紙幣の発行量を2倍にすれば、正確に 物価と賃金が2倍になるだろうとも述べている 。最近の経済雑誌でも、 アメリカの金融政策をめぐって、同じような論争が取り上げられていた。 経済学は昔から、同じようなことを論争して決着に至っていないような 印象を受けた。


2010.8.1
珍しい食べ物飲み物追加

2010.7.18
ハンガリー株価指数の売りをしたのは失敗だった。 他の株価の下げを相殺する効果もない。6月18日からの株価の変動 を見ると、

日経平均       9995  → 9408
ハンガリー株価指数 21371 → 22496

となっている。そもそも常日頃から、自国通貨が下がることはいいことだと 言っているのに、それと反対の投資をしてしまったのがまずかった。むしろ、 ギリシャ危機でユーロが下がったので、日本株売り・ドイツ株買いを組み 合わせればよかったと思う。


2010.7.18
The Operational Art of War 3

America Invaded - Japan(連合軍担当)
職場の先輩から借りた雑誌に、ロシア軍の戦車が出ていたので、ロシア軍の 戦車が出てくるシナリオをやりたくなった。 このシナリオは、今回が3度目の挑戦だ。本格的に自衛隊が出てくるシナリオ はこれしかないので、思い入れが強いのかもしれない。

ロシア軍の戦車は確かに出てくるが、ロシア軍の戦車の特徴は余り 感じられなかった。戦車の数が圧倒的なので戦闘で損害を受けているような 感じがしなかった。それよりも補給が乏しいことにばかり気をとられた。 ゲーム開始時には、本州にいる連合軍には補給線がつながっていない。 そのため、大急ぎで関門海峡を突破して補給線をつなげないといけない。 本州と九州の補給線がつながった後も、補給の量の乏しさに苦しめられる。 補給の量は乏しいが、戦闘で損害を受けた戦車は次々と補充される。 戦車を届ける前に物資を届けてくれと思ってしまう。

最後の10日間ぐらいは、東京での市街戦に終始した。 東京の一部を占領しないと、ゲーム的には引き分けになる。 東京の守りだけは異様に固かった。結局、引き分けになった後に、最後のターンをやり直して 僅差で勝った。


2010.7.4

最近のクソゲーは

クソゲーとは、出来の悪いゲームソフトのことを指す言葉だ。 高校時代にクソゲーを扱った本を読んだことがあるが、そのときのクソゲーは、 オープニングで登場人物が不思議な踊りをするとか、銃の威力が強すぎる(現実的な)対戦格闘ゲーム とかだったような気がする。 ところが、今のクソゲーは、そういうものでは ないらしい。クソゲーオブザイヤーWikiによると、推理小説もののゲームで、 殺された人が平然と歩いていて、話しかけると「テキストがまだない」と言う ものがあるらしい。さらに、野球ゲームで、バッターが後ろ向きでボールを打ち、 キャッチャーが一人でセンター前までボールを追いかけるらしい。 これを読んだときには、笑いすぎて息苦しくなった。この種の不条理さは、 10年前は話題にならなかった気がするが、以前と比べてプログラムが複雑 になったのだろうか。

2010.7.4
大河ドラマ「風と雲と虹と」を見終わった。最後の数話あたりは、 将門と純友の反乱がどうやっても挫折する運命にあることが感じられる 内容になっていた。将門軍は、興世王のせいで、朝廷のような形式ばった 組織になっていく様子が見られた。純友の方は、もう少しまし かと思ったが、そうではない。純友は朝廷を倒した後、 どのような政権を立てるか考えていなかった。純友が国司の紀淑人と密会して、 反乱に加わるよう説得するシーンがあるが、その中で、純友が朝廷を 倒した後のことは分からないので、紀淑人に任せるという旨のことを 言っている。これでは、もし、純友が朝廷を倒しても、その後には 朝廷とよく似た政権ができただろう。北朝鮮やソ連のような革命を標榜 する国家もこんな感じだったのではないかと思った。つまり、 政権を倒しても、国を統治するために前の政権の関係者を使わざるを得 なくなって、実質的に元の状態に戻ってしまう。

現代にも通じる革命運動の様子が描かれていて面白かった。10世紀当時の 様子は正確に描いていないのかも知れないが。

Wikipediaで関連する情報を調べてみたが、田原藤太や平貞盛の子孫が 有力な武士団になるのは当然だが、ドラマでは散々な扱いだった藤原 為憲の子孫からも有名な武将が出ているのは意外だった。安倍晴明は 平将門の息子という珍説もあった。


2010.6.20
楽天証券のCFDを始めた。元々、次の金融危機が起こるときに インドの株価指数先物の売りをやろうと思っていたが、 ハンガリーの財政粉飾のニュースを見て、ハンガリーの株価指数先物を 取引したくなった。株価の下落に賭ける投資はこれが初めてだ。 考えてみたら、ハンガリーはともかく、ヨーロッパに行ったこともない 普通の日本人が、ハンガリーの財政粉飾のニュースを聞きつけて、 株を売ってくるというのは異様な光景だ。 ハンガリーの株価指数先物を売ってから2週間経ったが、予想に 反して、ハンガリーの平均株価は上がっている。別に、ハンガリーの 平均株価が上がるのと同時に、僕の持ち株も上がるので、何ということはない。

それにしても、CFDは素人がやったら危ない。現物株の取引をしたことがある人の感覚で言えば、 買おうとする株と同じ額の現金を用意するのは当然のことなのだが、CFDの取引画面の 「証拠金率1000%」を見るとリスクを取らなさ過ぎのように見える。 CFD取引画面には1分足など、極端に短い時間のチャートが 表示され、ついつい見入ってしまう。僕もCFDを始めてから数日は、 楽天証券の取引画面を開いて、取引もしないのに、 極端に短い時間のチャートを眺めてしまった。 それでも、心の中では、こういったものは、そのうち慣れて、見なくなるだろうと 思っていた。実際、今はもう見ていない。現物株の取引経験がない人が、 いきなりCFDをやって、株式投資はこういうものだと思ったらかわいそうだ。 それでも、株価の下落に賭けることができるのはいいことだ。


2010.6.20
スーパーで見慣れない安い野菜を見ると、つい買ってしまう。 料理法は買ってから考えることにしている 。あく抜きが必要でも、帰ってインターネットで調べれば分かる。 動物関係の食材は、エスカルゴで懲りたが、植物関係の食材は、 何でも食べれそうだ。

今回は、赤紫蘇とピーマンの葉に手を出した。赤紫蘇は、 葉を茎からむしるのに手間がかかった。料理については、紫蘇ジュース とか紫蘇の葉で巻く料理しか見つからなかったので、油炒めと塩漬けを 作ってみた。紫蘇の香りがしたが、歯ごたえがありすぎた。 ピーマンの葉はゆでて、マヨネーズをかけてみた。ほうれん草に近い 食感だが、独特の香りがしておいしかった。


2010.6.6

総理の椅子投げは日本の国技

野球選手はボールを投げ
相撲取りは相手を投げ
総理大臣は椅子を投げる

麻生政権の頃からこれの原型となるものが頭に思い浮かんでいたが、 ホームページに載せる適当な時期が来るのをずっと待っていた。原型は、

野球選手と総理大臣の違いは何か?
野球選手はボールを投げてバットで叩く。
総理大臣はマスコミに叩かれて政権を投げる。

だったが、考えているうちに形が変わった。


2010.6.6
珍しい食べ物飲み物追加

2010.5.23

日本から撤退

僕が持っている日本株全部に売り注文を出した。次の天井あたりで売ろうと 思っていたが、ユーロ問題がどう転ぶか分からないので売ることにした。 損失が確定するが仕方がない。日本金銭機械は株主優待があるので、 持っておこうかと思ったが、株主優待が廃止されていた。 今後、日本でインフレが起こらない限り、日本の株を買う気はない。

そもそも、経済成長率の低い国に投資したことが間違っていたと思う。 経済成長率が高い国のほうが経済成長率が低い国より平均株価が上昇する と考られるし、中国・インドと日本の経済成長率が数年のうちに逆転 することは考えにくい。


2010.5.23

マヨネーズの容器と歯磨き粉のチューブ

職場の回覧文書に、マヨネーズの容器と歯磨き粉のチューブは中が洗えないので、 燃えないごみだと書いてあった。これを見て僕はニヤリとした。 僕は、マヨネーズも歯磨き粉も最後まで使い切っている。 マヨネーズについては、実家で教わったのだが 、容器の口から醤油や水を少し入れて、ふたをしてよく振ると ドレッシングになる。歯磨き粉は、はさみを使って真ん中あたりでチューブを切る。 中の歯磨き粉をかき出すと数日分の量になる。

2010.5.9

ケネス・ムーレ『大恐慌とフランス通貨政策』

1年以上前に、図書館に入った分厚い本。こんなマニアックな本を 借りたいと思う人は、津山市では僕以外いないのではないかと思った。 連休中に読んだが、余り理解できなかった。金本位制や平価切下げ という言葉の意味や、それが経済に及ぼす影響など理論的なことは よく分かるが、首相や大蔵大臣の名前が覚えきれない。大恐慌期の フランスは8年で21回も内閣が代わった。これに加えて、野党指導者 やフランス銀行総裁も出てくるので、人名に関する部分は訳が分からなく なった。この本を読む前に、1930年代のフランス政治史に関する本を 読んで、主要人物を頭に入れておいたほうがよかった。

本の内容を簡単にまとめると、大恐慌から1936年までの間、 フランスは、平価切下げを行わなかったので経済が停滞 した、といったところだろうか。これだけなら、前書きだけ読めばわかる。 本の中身で語られているのは、フランスの通貨政策にかかわる人々が、 どのように平価切下げに抵抗したかだ。

ここでいう平価は、例えば1円が 金何gに相当するかということで、平価切下げは、 1円=金1gだったものを、1円=金0.5gにすることだ。 日本が平価切り下げをしてアメリカが平価切下げをしないということは、 今で言う円安ドル高と同じ事で、アメリカは貿易で不利になる。 大恐慌後、アメリカ、イギリスは平価切下げをしたのに、フランスは 平価切下げをしなかったので、貿易で不利になった。

それでも、フランスの人々は平価切下げに抵抗した。
「平価切下げは、債務者と投機家が得するだけ。」
「ドイツのようなインフレに陥る恐れがある。」
「金利生活者が損をする。」
「平価切下げは賃金切下げと同じで、労働者の生活は悪くなる。」
といった主張が多く見られた。

「外国が平価を切下げても、その分フランスの物価を下げれば 国際競争力は回復する。」 と言った人もいた。まるで現代日本のようだ。経済危機の中で円が 一方的に高くなっていく現代日本は、当時のフランスと重なるような気がする。

読み終わってすぐ、ギリシャで信用不安が起こった。通貨統合( 国際金本位制も一種の通貨統合)なんかやめればいいのに。


2010.5.9
連休中に「遠すぎた橋」のビデオかDVDをレンタルしようと思って、 レンタルビデオ屋に行くと、置いていなかった。 以前、行ったときは、あったような気がするが、気のせいだろうか。 ここ数年、レンタルビデオ屋で、古いアメリカ映画の占める場所が目に見えて 少なくなってきている。その代わりに増えてきているのが、中国、韓国の映画やドラマだ。 ツタヤでは、向かい合った2つの棚を全部、中国、韓国の歴史ドラマが占めて いた。 中国の歴史ドラマは、唐の太宗とか 項羽と劉邦とか明の朱元璋とか漢の武帝とか、おなじみの人々を 扱っていたが、韓国の歴史ドラマはさっぱり分からなかった。 淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)は何とか分かるが、この人でどうやったら100話 もドラマが作れるのだろうか。それを言い出すと、 どうやったら北条時宗で100話ドラマを作れるのかと言われかねないが。

ともかく、中国、韓国の経済が発展して、大量の歴史ドラマを作る余裕が ある段階に達したということだろうか。


2010.4.25

宮城谷昌光『三国志』1巻、2巻

2巻の終わりで 黄巾の乱がやっと始まる。 『文芸春秋』に今でも連載されているが、  『文芸春秋』の読者は、「三国志」という題名の後漢の歴史小説を 2年間読み続けたことになる。 文芸春秋の読者はよく怒らなかった ものだ。(それを言い出すと、三国が成立する前 、特に赤壁の戦いで終わる三国志は何なのかという事になりかねないが。) でも僕は、三国志はよく知っているので、黄巾の乱が始まるまでの 後漢の歴史を知るために読んだ。

後漢の歴史を最も特徴づけるのは、 外戚だと思う。三国志でいう何進のような立場の人が、何回も繰り返し 出てくる。後漢の皇帝は若くして即位し早死にするので、皇太后と外戚 を実質的な政治指導者として後漢の歴史を書いたほうがわかりやすい気がする。 太后府という名の、皇帝の代わりに政務を執る役所もあった。 邪馬台国は女王卑弥呼とその弟が統治する国だったが、 後漢の皇太后と外戚を参考にしたように思える。きっと、 倭人が漢人に「皇帝とは何ですか。」と聞いて 漢人が「神(天)だ。」とか「神の子(天子)だ。」と答えたのだろう。 それを聞いた倭人が、漢の皇太后=神に仕える女性、と勘違いしたのだろう。

梁冀が殺されたとき、没収した梁冀の財産は国家歳入の半分に相当し、 梁冀派の人々が処刑・追放されたため、後漢の朝廷は一時空になったらしい。 ここを読んだとき、僕は、後漢滅亡の原因は梁冀の悪政ではなく、 反梁冀の政変のせいだと思った。国家歳入の半分もの財産を没収すれば、 自分の財産も没収されるのではないかと人々が考え、経済が混乱する。 朝廷が空になれば政治が麻痺して、治水工事、国境の防衛などもおろそかに なる。20世紀の大粛清や文化大革命のようなものだ。

そもそも『後漢書』の人物評自体が疑わしい。歴史書を書く人の構成が 偏っているので、外戚や宦官を悪く書いているのではないか。ある時、梁冀が政敵を 山賊がいる地方の長官として赴任させて、わざと失敗させようとした。 その地方長官が、山賊の罪を問わないと宣言すると山賊が降伏したと いう記述があるが、どう考えてもおかしい。全くの作り話か、以前から 山賊と馴れ合っていたので、山賊が降伏してきたとしか思えない。 地方長官が変わるとまた、山賊が暴れだすようになるのも怪しい。


2009.4.25
珍しい食べ物飲み物追加

2010.4.11
「湯武両聖王」について興味をもったので、宮城谷昌光『王家の風月』『天空の船』を読んだ。 『王家の風月』は面白かったが、『天空の船』の方は微妙だった。筆者の創作の部分が多すぎる。 若き日の伊尹と・嬉が出会って・・・というのは、現実的ではなく、かえって面白くなかった。 そういったことよりも、夏王朝の社会の制度とか、宮殿や一般庶民の家(竪穴式住居)がどんな様子なのかを 詳しく書いて欲しかったが、時代が古すぎて資料が無いのだろう。一方、『王家の風月』の方は面白 かった。筆者は、殷王朝は征服した民族の神を奪って自分の神と一緒に祭るので、ローマ帝国と似ている としているが、僕は、捕虜を生贄にするために、異民族と戦争をする記述を読んで、 アステカ帝国と似ていると思った。こういったものは、古代帝国に普遍的に見られるものなのだろうか。

封神演義では、宝貝は武器だが、この小説では、宝貝は、全く違う意味で出てくる。 この小説での宝貝は、僕のホームページでも繰り返し繰り返し取り上げられている、あれ、のことだ。 こっちの意味での宝貝が飛び交う封神演義も想像すると面白い、桁の多い数の計算が速くなる宝貝とか。


2010.4.11
The Operational Art of War 3

Germany84(ワルシャワ条約機構軍担当)
おととし挑戦して勝てなかったが。再挑戦した。 1ターン消化するのに、とんでもなく時間がかかる。スーパーファミコン版の大戦略シリーズのように コンピューターの思考時間が長いのではなく、人間の思考時間が長いためだ。 前回に比べて飛行機の損害が少なく、ワルシャワ条約機構軍が一方的に制空権を確保したが、 それ以外の展開は、前回と大差なかった。オーストリアを通って進軍したが、あまり効果がなかった。 18ターン終了した段階で、引き分けは確定したが、勝てそうにないのでやめた。


2010.3.28

2月28日の記事の続き

先輩から借りた『歴史群像』に大塩平八郎の乱の記事があった。 反乱指導者の称号にはならないが、大塩平八郎が掲げた幟の文字が面白かった。 「天照大神宮」「八幡大菩薩」「南無妙法蓮華経」「湯武両聖王」「東照大権現」これでは、 神道なのか仏教なのか儒教なのか分からない、さらに、徳川幕府を倒すのか徳川幕府を倒さずに 奉行を倒すのかも分からない支離滅裂な感じがした。

それにしても、「湯武両聖王」は良い標語だと思った。藤原純友など東アジアの反乱指導者は、 とりあえずこれを掲げておけば間違いないのではないか。 「暴虐な支配者を倒して、自分が新しい王朝をつくる。」という過激な意志が伝わってくる。 殷の湯王は紀元前1600年頃、周の武王は紀元前1000年頃の人 なので、まず時代考証的におかしいこともない。

参考1
参考2


2010.3.28
圧力鍋で茶碗蒸しのようなものを作った。ミツバとか椎茸などの具を入れて本格的な茶碗蒸しを 作ろうとすれば手間がかかる。だが、原理は簡単で、卵をといて、だし汁と混ぜて、 容器に入れて圧力鍋で蒸せばいい。 だし汁の量を減らして固めに作れば、弁当に入れることもできる。さらに、だし汁の代わりに 砂糖水とバニラエッセンスを入れれば、プリンのようなものになった。

2010.3.14

ドイツ軍的自転車

先輩から借りた『歴史群像』の軍用自転車に関する記事に次のような文章があった。

それゆえ、第二次大戦においてドイツが使用したトルッペンファーラット型 (TR−FA型)も、フレームに装備を取りつけるポイントがいくつか 設けられている点と、チェーンガードが無い点を除けば、民間の 自転車とほとんど同じだった。チェーンガードは、服の裾がギアや チェーンに絡まないようにするための部品だが、軍ではブーツか ゲートル、脚絆を着けた状態で乗車するのが基本なので、あえて取りつけずに 整備を容易にしたのである。

僕の自転車も大学時代から、チェーンガードが無い。(2001年4月12日 の記事参照)当時、風で自転車が倒れることが多く、チェーンガードが曲がって しまい、チェーンガードとタイヤがこすれるようになった。そのため、チェーンガードを外した。 ズボンの裾がチェーンやギアに絡まないように、必ず、 マジックテープ付きの紐で裾を縛った状態で乗車する。 自転車のチェーンが外れても、その場で元に戻すことができる。(手は汚れるが) 別にドイツ軍のまねをしているわけではなく、全くの偶然の一致だ。


2010.3.14
パソコンゲーム「Victoria2」の開発日記の日本語訳を見つけた。 コーエーのゲームが、街道とか、天守から見た領国の眺めとか、おかしな方向 にいってしまったのに比べて、Paradox社は、あくまで、 歴史を再現しようとしているのが面白い。特に共産主義について、 「政治改革の撤廃を支持し、社会改革の進展を支持する。」と ゲーム内で設定しているのが面白かった。このゲーム内では政治改革は言論の自由などを意味し、 社会改革は最低賃金などを意味する。かなり、うまい表現ではないだろうか。

同じように、株式市場をPOPのようなものを使って世界情勢ごと再現して、未来予測に使える ソフトウェアがあれば面白いと思った。


2010.2.28
大河ドラマ『風と雲と虹と』のDVDは7巻まで見(聴き)終わった。 ここ数話ぐらいの流れでは僕は、内心、太郎貞盛を応援していた。 一族が、「坂東の作法」を持ち出して、将門と戦うよう求めても、 貞盛は将門と和解しようとした。貞盛がこのような行動をとった理由は、 将門のことを友であり、従兄弟であると思っているから、という事だけでなく、 早く京に帰って出世したいからという事がある。それが、僕にとっては、かえって現実主義的に見えて、 好ましかった。 結局、貞盛の和解の試みはうまくいかなかった。 今後、将門はどう行動するか想像がつくが、貞盛はどう行動するのだろうか。

藤原純友が海賊大将軍を名乗るシーンがあるが、余りにも安っぽい称号なので 笑えた。仮面ライダーの悪役に出てきそうだ。現実世界の反乱指導者は、
悪い印象のする単語+高い地位を示す称号
を自称したりしない。では、このシーンにふさわしい称号は何なのか 考えてみた。伊予国労働党書記長、西日本解放戦線議長などは、この大河ドラマのテーマには合って いるが、時代に合わない。中国の反乱では「呉王」「楚王」のような地名を あらわす漢字に王を付けることが多いが、日本人が「呉王」を名乗るのは おかしい。皇帝を名乗るのも一般的だが、面白くない。 黄巾の乱の「天公将軍」「地公将軍」「人公将軍」が いいのではないか。中立的で、悪人という感じがしない。


2010.2.28

今度風邪をひいたら

2月はじめに風邪をひきかけたが、すぐ治った。僕は普段、質素な食生活 をしているが、風邪を引くと、十分な栄養をとるため、大食いをするようにしている。 風邪をひいたからといって、食欲が無くなることはまずない。 今回は、カマンベールチーズを食べたり、蜂蜜をお湯で割って飲んだりした。 風邪が治った後で、100円回転寿司を食べればよかったとか、 ポトフを食べればよかったと思った。今度、風邪をひいたら試してみよう。

2010.2.14

『ザ・パニック 1907年金融恐慌の真相』

主にジョン・ピアポント・モルガンの 活躍を書いた本だった。この本によると、ジョン・ピアポント・モルガンは、1907年恐慌以前は 、大統領から 悪の大富豪と呼ばれていたが、1907年恐慌解決の指揮をとり、 名誉を回復したらしい。数年前にインターネットで見た伝記(歴史パロディ)でもそうだったので、 それほど的外れでもないのだろう。一方、 2008年の金融危機では、アメリカの金融機関は政府に助けてもらうばかりで、 世論から嫌われてしまった。 2008年と1907年の最大の違いは、 危機後に金融業者に対する評判が高くなったか低くなったかだと思った。 現代でも、 金融危機解決のために立ち上がる民間人がいればいいのにと思う。 そういう人がいれば、NHKスペシャルで、「マネー資本主義の次は・・・」などと 馬鹿げたことを聞かなくて済んだのに。

金融に関する細かい話も面白かった。 1907年にも2007年にも、短期金利が長期金利よりも高くなった。 2007年に、短期金利と長期金利の逆転は景気後退の前触れと解説する 専門家がいた。かなり強い景気後退の前触れなのだろうか。

1907年恐慌は証券市場にも波及し、突然、信用買いの金利が100パーセントに跳ね上がった。 金利が上がると、お金を借りて株を買っている人の負担が重くなる。だから、すでにお金を借りて 株を買っている人は、株を売ってお金を返そうとする。さらに、誰も、新しくお金を借りて 株を買おうと思わなくなる。 株の買いと売りのバランスが崩れ、株価が暴落したらしい。金利が上昇すると株価が下がる 原理がよく分かった。


20010.2.14
珍しい食べ物飲み物追加

2010.2.14
1.31の記事の補足
後でポスターを見ると「華麗なるオーストリア大宮殿展」と書いてあった。訂正しようかと思ったが、 正式名称は「ハプスブルク帝国の栄光華麗なるオーストリア大宮殿展」なので略して「ハプスブルク展」 でも間違っていない。

2010.1.31
岡山にハプスブルク展を見に行った。 やはり人が多かった。入るまでに10分ほど待つことになった。 来場者は、女性8割、男性2割だった。 ガラスケースに隙間なく人が張り付いているので、僕は遠巻きに見て、 早々と回っていった。食器を見ても、椅子を見ても、「ああ食器があるな」とか 「ああ椅子があるな」としか思えなかった。

それでも、マネキンに当時の盛装を着せたものは凄かった。女性は、頭一個分 ぐらい髪を結い上げたり、男性は、立体的な刺繍があり、スネがむき出しの服 を着ていた。現代にこんな格好で街を歩く人がいたら、きっと度肝を抜かれる だろう。


2010.1.31
久しぶりにホームページの感想メールがきた。ヘティ・グリーン 研究が面白かったそうだ。Steel Panthersばっかりやっていないで、 そろそろ例の翻訳を進めようと思う。もっとも、Steel Panthersも シナリオの解説が英語なので、英語は読んでいるのだが。

2010.1.17

初詣、賽銭箱に100兆ジンバブエドル


今年の年賀状に使った写真。去年の12月26日に撮影した。 本当の初詣でも100兆ジンバブエドル札を賽銭箱に入れた。 神社が始まってから今に至るまでの賽銭の累計額を計算しても、100兆には 達しないだろう。

2010.1.17
今更ながら、下のような文章をインターネット上で見つけて大笑いした。

大学の食堂で国際情勢のニュースを見るたびに(主に戦争関連) 「それが世界の選択か・・・」と寂しそうに呟き、携帯で電話するフリをして 「俺だ、○○(大統領等の名前)はどうやら俺達とやる気らしい・・・」等とほざいて 「あぁ、わかってる。あいつなりの考えだな。ラ・ヨダソウ・スティアーナ(別れの合い言葉、意味はない)」 と電話を切り、寂しそうに飯を食う。というまわりの奴らに脅威を与えるのをやってた。

初出は2005年で、かなり有名らしいが、僕は今年になって初めて見た。 You Tubeで、 これを題材にした漫画 が公開されていた。

大学時代、学生運動の名残のような団体が、大学の構内に「反スターリン 主義の・・・」のような幕を張ったり、ビラを教室の机の上に 置いていったりしていた。ある日、ビラに、その団体が何かの反対運動をしたので、 小渕首相が心労で倒れた、つまり小渕政権を打倒したといった趣旨の ことが書かれていた。呪術の一種か、と僕は思った。


2010.1.3

邱永漢『中国株の基礎知識』

著者紹介の所に「1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。」 と書いてあった。本の著者の 出身地と学歴と年の組み合わせで、こんな凄いものは初めて見た。つまり、 筆者が大学を卒業した年に、台湾は日本の領土ではなくなったのだ。

筆者は高度成長期に日本の株を買って成功し、その後、台湾に投資して成功した。 そして、今は中国の高度成長期だと考えている。日本や台湾は、以前と比べ、 為替相場と所得が高くなったので、投資しても利益が出ないと考えている。

投資論も素晴らしいが、時々本の中に出てくる体験談も面白い。 日本の高度成長期に会社の見学に行って、成長株と考えた株を週刊誌に発表した。台湾で、日本の会社四季報に相当するものを創刊したなどと 書かれている。 ただし、製糖業がうまくいかなかったとか、日本で選挙に出て落選したなど失敗も多いらしい。

インターネットで検索すると、筆者の経済に関するコラムが見つかった。何と、一日一回更新されているようだ。 僕がもし、80代まで生きるとしたら、株を続けて頭がちゃんと回転する状態でいたい。

日本語を使う同時代人の中に、このような偉大な人がいることを今まで知らなかったのが、 もったいないと思った。僕がもっと早く、『中国株の基礎知識』を読んでいたら株でもうけて いただろうという意味でも、もったいない。


2010.1.3

正月休み雑感

珍しくパソコンゲームをしなかった。11月にTOAWのスターリングラード戦をやり、12月は Steel Panthers World at WarのHurtgenシナリオをやったので、満足していたのかもしれない。 借りた本も、思ったより早い段階で読み終えてしまった。もう何冊か借りてもよかったと思う。 勝北図書館でジンバブエの本を借りたかったが、勝北図書館は29日から閉館だったので借りれなかった。

仕方ないので、グリーンスパン回想録を再読した。 『The Witch of Wall Street Hetty Green』も、やや読み進めた。まだ、投資に関する話が出てこない。

毎年恒例の大掃除もした。12月27日から始めたので、すんなりと終わった。


2009.12.20
珍しい食べ物飲み物追加

2009.12.20
中国株のETFを買った。中国の個別銘柄はよくわからないので、平均株価に連動するものを選んだ。 中国の経済成長率が高いのは知っているが、日本でいうトヨタやソニーのような有名な会社がないのは不思議だ。 それに、有名な会社がないと株も買いにくい。一時期、香港上海銀行(HSBC)の株を 買いたいと思ったことがあったが、サブプライムローン問題に深く関わっていたことを知り、やめた。

僕が持っている銘柄に関していえば、日本株よりも、アメリカ株のほうが運用成績がよい。 さらに、アメリカ株よりもインド株のほうが運用成績がよい。言い換えれば、日本株は、 損していて、アメリカ株はプラスマイナスゼロで、インド株は儲かっている。 単純に、経済成長率が高い国の株を買ったほうがいいのかもしれない。

楽天証券から、「特定口座みなし廃止のお知らせ」が届いた。楽天証券の口座開設以来、 日本株を買っていないので、このまま放置すると、特定口座が廃止されるらしい。 今後、日本株を買う予定がないので、別に特定口座が廃止されてもいいと思った。

外国株を買えば、(円で外国通貨を買って、外国通貨で外国株を買うので)円が安くなる。円が安くなれば、 輸出産業が助かる。輸出産業だけではなく、国内向けの製造業も、ユニクロや百円ショップの安い外国製品 と競争しているので助かる。農業は外国の農産物と、観光業は海外旅行と競争しているので助かる。

新聞やニュースでは、円安で輸出産業が得をするとしか言わないのはなぜだろうか。


2009.12.6

口内炎の塗り薬

今まで、口内炎の薬は、貼る薬を使っていたが、一度開封すると、 次に口内炎になる頃には変質してしまうという欠点があった。 口内炎の塗り薬、大正口内炎軟膏を買って試してみた。金属のチューブに入っている赤い 薬を、口内炎を覆うように塗る。チューブには、「患部をカバー」と書いているが、2〜3時間で 薬が取れてしまう。 不思議な薬で、 口内炎そのものが消えるわけではないが、痛みがなくなる。特に食事をとるときに、 痛くないのがうれしい。

2009.12.6

スターリンが倒せない

The Operational Art of War 3

TOAWのスターリングラード戦のシナリオをドイツ軍担当でやってみた。 数年前にやったのは、ウラヌス作戦開始後のシナリオだったが、 今回はウラヌス作戦開始までの市街戦を扱ったシナリオをやった。 TOAWは 極めたような気になっていたが、これは極端に難しかった。 進めば進むほど戦線が、 短くなる。TOAWでの勝ちパターンは、敵の防御の手薄な部分を突破 することだが、戦線が短いと手薄な部分が見つからなくなってしまう。さらに、 ソ連軍の戦車は装甲が厚く、戦車隊に阻まれると、 1ターンの間、全く前進できない こともあった。しかも、守る側よりも攻める側のほうが補充が少ない。

インターネットで「スターリンが倒せない」を検索すると、やはり、 「エアーマンが倒せない」の替え歌が見つかった。


2009.11.22

ゼリー弁当

スーパーで酢豚のもとを買ったのが、そもそもの始まりだった。僕は、 片栗粉でスープを固めると、やがて、冷えて白くなり液状に戻ると思っていた。 ところが、酢豚は次の日の弁当に入れても固まったままだった。 ひき肉とトマト缶詰を加熱して、片栗粉を混ぜても、同様に、液状に 戻らなかった。調子に乗って、わかめと卵のスープを片栗粉で 固めて、弁当に入れてみた。これは白くなって液状になり、無残な弁当 になった。

肉を入れた場合は、次の日も液状に戻らない。肉を入れない場合は、 次の日に液状に戻ってしまう。 僕は、肉を入れた場合に、冷えても液状にならないのは、 ゼラチンのせいだと思った。今度はスープを、スーパーで買った ゼラチンで固めて弁当に入れた。当然、液状に戻ることはなかった。 さらにカレーをゼラチンで固めて弁当に 入れてみた。これも成功した。カレーを弁当に入れるのは、ドライカレーが あるが、カレーゼリーは、ルーを弁当に入れることができるという意味で 画期的だと思う。 次はシチューをゼラチンで固めて弁当に 入れてみようと思っている。

これで、夕食に汁気の多いものを食べても、次の日の弁当に困りそうにない。


2009.11.22
僕がヘティ・グリーン研究の仮最終回を書いてから3年以上たつのに 、いまだに日本語では、僕よりも詳しいホームページがない。 (TOAWに関しても同じようなことがいえる)たまに、ヘティ・グリーンで 検索すると、僕のホームページを 読んだと思える表現があるブログがあり、少しうれしかった。それでも、 ヘティ・グリーンが 南北戦争後にアメリカ紙幣を買ったと書いているのは、 僕のホームページしかない。しかし、Wikipediaにも、 南北戦争後にヘティが、アメリカ紙幣(greenbacks)に投資努力を集中した との表現があり、間違っていない。

『The Witch of Wall Street Hetty Green』を再び読み始めた。 ベルヌ条約というものがあり、 1971年以前に出版された本は、日本では 出版から10年たてば自由に翻訳できる ということをラジオで聞いた。『The Witch of Wall Street Hetty Green』は 1935年出版なので、僕がホームページに翻訳を載せても法的に 問題がないことがわかった。そのうち、『The Witch of Wall Street Hetty Green』 の経済や投資に関する章を翻訳してホームページに載せようと思う。

今読んでいるところは、ヘティと叔母のシルビアのいざこざが書かれている。 この部分を翻訳しようという気にはならない。いつになったら経済や投資に関するところまで 読み進められるのだろうか。


2009.11.8

近代インカ帝国の挫折

Europa Universalis 2

EU2をインカ帝国でやることは何度もあったが、金鉱のせいで技術レベルが 上がらない。今回はセーブデータをいじって、金鉱がある州をインカ帝国 の領土から外してみた。ほとんど反則のような気もするが、領土内に金鉱が あっても、金を掘るか掘らないかは、国王が決めることだと言い訳を考えてみた。

地図交換とか、すべてのCOTに商人を少しずつ出すとか、いつものやり方でゲームは 順調に進んだ。スペインは5年に1度の割合で戦争を仕掛けてきたが、インカ帝国が 騎兵を使ってスペインの植民地を荒らしまわり、インカ帝国が賠償金を払う条件で、 講和を結ぶのが常だった。意外と南米のスペイン植民地は脆いことがわかった。 いずれ、南米を完全制圧して、スペイン本土侵攻もできるかと思った。

1600年代終わりぐらいになって問題が起こった。カトリック改宗イベントが起こらない。 カトリック改宗イベントが起こらないと、技術発展が遅くなる。さらに南米の スペイン植民地を制圧したり、スペイン本土侵攻する意味がなくなる。 (このゲームでは異宗教、異民族の領土を得ても余り利益がない。) さすがにセーブデーターをいじってカトリックに改宗させようとは 思わなかった。チートにチートを重ねれば、ゲーム内では何でもできてしまう。 このような重要なイベントの発生時期が、運任せなのはゲーム的に どうなのだろうかと思った。


2009.11.8
珍しい食べ物飲み物追加

2009.10.25
職場の先輩から借りた本に「ハイレッディン・バルバロッサ」 という名前の戦艦が出ていた。「ハイレッディン・バルバロッサ」は 第一次世界大戦中のオスマントルコの戦艦だ。 ちょうど同じ頃、 塩野七生『ローマ亡きあとの地中海世界』(下)を読んで、 その中では、戦艦の名前の由来となった ハイレッディンが海賊として、地中海を荒らしまわっていた。 最終的には、ハイレッディンはオスマントルコの海軍総司令官になり、 トルコ海軍の父と呼ばれるようになる。しかし、大航海時代の海賊を 戦艦の名前にするのはどうなのだろうか。反感を抱く国などはないのだろうか。

2009.10.25
ジンバブエの中央銀行総裁が、イグノーベル賞を受賞した。 イグノーベル賞は、ノーベル賞のまねで、笑える研究について与えられる。 たまに、日本人が受賞すると、テレビでも取り上げられる。

ジンバブエ中央銀行総裁の受賞理由は、 「1セントから100兆ジンバブエドルまでの幅広い紙幣を印刷させることによって、 非常に大きな数字を計算できるようになるための、 簡単で毎日できる練習法をジンバブエ国民に与えたことについて」 だそうだ。つまり、インフレのおかげで、 ジンバブエの国民が、桁の大きい計算ができるように なったということだ。

他にも、経済関係のイグノーベル賞は皮肉が利いているものがあり、 エンロンやニック・リーソンや マイケル・ミルケンなどの有名人、有名企業も受賞している。

参考


2009.10.11

読書の秋と本の値段(2)

岡山の古本屋で牧野純夫『円・ドル・ポンド』を200円で買った。 奥付には「1960年12月20日 第1刷発行 ¥100」と書いてある。 この本を読んだのは8月なので、秋とはいえないかもしれない。

筆者は、通貨には金の裏付けがないといけないと考えている。以下引用する。

フンクのイデオロギーは大戦中の日本において大いに謳歌され、鼓吹 されたものであったが、それは東亜の各地に、また日本の国内に、インフレ を激化させるばかりで、それが敗因をなしたことに気づくものはなかった。 これに反し、米英の方式はつねに通貨の足場を金にもとめるものであり、 最後にでき上がった国際通貨基金も、まさにこの趣旨にそうものであった。 管理通貨は金との結びつきからはなれて、国家が通貨の価値を 管理するといっても、やはりなんらかの形で、その足場を金につけて いなければばならない。第二次大戦はそのことを明確におしえた。
(フンクはナチスドイツの経済大臣)

実に味わい深い文章だ。つまり、筆者は、 金本位制は 連合国で、管理通貨制度は枢軸国だといっている。 しかし、現在の通貨制度は、金本位制ではなくなっている。 1971年に アメリカは金本位制を放棄し、現在に至るまで管理通貨制度が続いている。 通貨制度の分野に限ればナチスドイツが勝ったことに なるのだろうか。

この本の中で、さらに面白いのが、筆者がソ連を賞賛しているところだ。

しかし、ルーブルが強化されていくにひきかえ、ポンドは再建されたとは いえ、域内諸国からつよく遠心力をうけており、ドルも相つぐ金の流出 をみて、もはや動揺を蔽いかくせなくなってきた。いまでは、「貨幣は 金でなければならない」という問題ではない。貨幣が金でなくては ならぬその上に、金の価格が一方では上昇して止まることなく、他方では 逆に下がっていく、その動向の意味するものを考えねばならなくなった のである。

別のところに、 ソ連が1950年に金価格を下げたという記述があり、 金の価格が上昇するのが、資本主義で、金の価格が下がるのが 社会主義のソ連ということになっている。その後、ソ連がどうなったのかは 知っての通りだ。

しかし、ソ連が金価格を下げたことが、ソ連経済にどのような悪影響を 与えたのか分からない。インターネットで調べてみたが、全く資料がなかった。 金価格を下げるということは、現代でいうと為替相場を上げるのと同じことで、 自国産業の国際競争力が下がることだ。計画経済でも、労働者の 賃金や商品の価格はある。計画経済に関わる官僚が、ある商品を 自国で生産するよりも、外国から輸入するほうが安上がりなことに気づき、 外国からの輸入を増やすことを考える可能性はあると思う。

1960年にはこの本の価値は100円だったが、今では200円の価値がある。 1960年と比べて物価が上がったからといえばそうなのだが、それだけではない。 1960年にこの本を読んでも、あまり価値がない、当時はソ連を賞賛する 主張も多かったし、何より、この本の考えを元に未来予測をすると、 ことごとく外れてしまうからだ。 しかし、現代の視点から見れば、この本には価値がある。 経済史について知識がある人が、どのようにして間違った考えに陥るのか ということを考えさせてくれる意味で、 1960年に比べ本の価値が2倍に なったといえる。


2009.10.11
NHK大河ドラマのDVDを借りて、パソコンで再生しながら、家事をするように なった。「風と雲と虹と」を借りた。平安時代の雰囲気と1970年代 の雰囲気がよく再現されていて面白い。兄のほうがよい農地を 相続したと不平を言ってみたり、学生が政府を倒すと言ってみたりするのは、 歴史上はあったかもしれないが、今の大河ドラマでは余り見なくなった。

2009.9.27

読書の秋と本の値段(1)

シルバーウィークは読書三昧だった。 岩井三四二『簒奪者』、『兵は詭道なり 斎藤道三(2)』、『兵は詭道なり 斎藤道三(3)』 をアマゾンで買って読んだ。斉藤道三の生涯を扱った歴史小説だ。大体、『簒奪者』の続きが『兵は詭道なり 斎藤道三(2)』、 『兵は詭道なり 斎藤道三(3)』になっている。『兵は詭道なり 斎藤道三(1)』もあるのだが、 内容が『簒奪者』と重なっているためか、極端に流通量が少なく、1800円 で売られている。『兵は詭道なり 斎藤道三(1)』が出たころは岩井三四二は有名ではなかったが、 今では津山市立図書館に何冊も著書が並ぶほど有名になっているという事情もある。

以前、アマゾンで買い物をしたとき、コンビニで受け取りできたが、中古の本は、コンビニで受け取りが できない様子だった。かといって、どうしてもクレジットカードは使いたく ないので、アマゾンのホームページを熟読して、アマゾンギフト券という抜け道を見つけた。 コンビニの機械で、アマゾンギフト券を買い、インターネットで券の番号 を送信すると、清算ができた。

『簒奪者』、『兵は詭道なり 斎藤道三(2)』は他の歴史小説にはないぐらいの緻密さが感じられて 面白かった。パソコンゲームの世界では問題にならないぐらいの小さい土地の争奪 で、関係者の利害が交錯する様子が書かれていた。

『兵は詭道なり 斎藤道三(3)』は、美濃1国規模の合戦と親子の対立が 書かれていて、普通の歴史小説だった。主人公の長井道利のことは、 今まで存在すら知らなかった。Wikipediaで調べると、 本人もその息子も、戦国武将としては地味で報われない生涯 だったらしい。

最近、岩井三四二が江戸時代の米の先物取引を扱った歴史小説を書いたようだ。 是非読みたい。


2009.9.27
珍しい食べ物飲み物追加

2009.9.13

1300円、高いか安いか

僕は、家事をするときに、耳にイヤホンをつけてインターネットラジオを聴く習慣がある。 次第に、聞くものの範囲が広がり、ニコニコ動画のドキュメンタリーやゲーム実況なども聴くようになった。 こういったものは、すべて無料だが、有料のDVDをレンタルビデオ屋で借りて、同じような使い方が できないだろうかと思った。昔のNHK大河ドラマのDVDがレンタルビデオ屋にあるので、 それをパソコンで再生して聴いたら面白そうだ。ツタヤで調べてみると、 DVDレンタルは1枚100円で、NHK大河ドラマが1枚の DVDに4話収録されている。大河ドラマ1年分はDVD13枚で、1300円になる。普通に考えたら、 DVD1枚レンタル100円は安い。缶ジュース一本よりも安いことになる。 しかし、映像を見ないことを前提に考えるとどうなのだろうか。ニコニコ動画などは、もともと無料 だから、映像を見ようと見まいともったいないとは感じないが、有料のものは、映像を見ないと もったいないかもしれない。

2009.9.13
8月21日、岡山県立美術館に建仁寺展を見に行った。寺に関することはあまり印象に残っていないが、 備中足守藩関係の展示はすごかった。徳川家康が小早川秀秋に宛てた書状や、天皇が豊臣秀吉を関白に任命する 宣旨、数年前に発見された毛利元就の鎧の袖などが次々に目の前に現れた。なぜか僕は、誇大妄想の人を 見ているような気分になった。後でよく考えてみると、あの展示は、3つの意味で誇大妄想的だった。 1つは、目の前に歴史的な大事件に関する文書や物が置いてあること。2つ目は、1万5千石の備中足守藩が 豊臣秀吉の義兄の末裔だと主張すること。3つ目は農民の家に生まれた秀吉が関白になったことだ。

1585年の位記に征夷大将軍 義昭と書いてあった。この時期になっても、 朝廷は足利義昭を征夷大将軍と認識していたようだ。Wikipediaで調べてみると、足利義昭は1588年に 征夷大将軍を辞めたようだ。


2009.8.30
パソコンゲームVictoriaを買おうと思ったら、Victoria2が発売されるとの 情報が流れていた。Victoriaを買うのはやめて、Victoria2を買うことにする。 今までに何回か同じような経験をしたような気がする。Europa Universalisシリーズのセーブデータを 引き継げるのを期待している。そうすれば、1419年から1936年まで1つの国家を担当して 世界史を体験できるゲームになる。近代アステカ帝国とか近代キプチャク汗国 を作ってみたい。 そういったソフトウェアを誰かが勝手に作ってインターネットに公開 するだろうか。

2009.8.30
8月14日、新しいパソコンを5万2千円で買った。モニタは以前のものを そのまま使うので 安く済んだ。新しいパソコンは、起動が早かった。前のパソコンは、起動 してから インターネット接続ができるようになるまで20分かかることがあった。 そのようなメモリ不足を放置していたから壊れたのだろう。

2009.8.30
7月末、待ちに待ったタタ・モーターズの決算が発表された。 ジャガー、ランドローバーが入った 連結決算になるので、早く見たかった。 年次報告書の中に、ジャガー、ランドローバーの買収に触れた文章があったが、抽象的な 表現が多く、売買の判断材料にはならなかった。

具体的な数字を見てみると、 前の年と比べて、 総資産は2倍以上になり、株主資本比率(借金の多さを測る指標。値が小さいほど借金が多い。 100%は借金が全くない状態。) は25%から8.6%になったようだ。 インドの貸借対照表は日本のものと少し違うので、僕の計算の仕方が 間違っているかもしれない。


2009.8.16

パソコンを長持ちさせない3つの方法

最近、メモリの増設を検討していた。起動は遅くなり、「メモリ容量が少なすぎます」 とメッセージが出るので、インターネットでメモリを買う方法(近くの電気屋では売っていない)や 、自分のパソコンに合うメモリを調べていた。そんな矢先、事件が起こった。8月9日の朝、 パソコンゲームを していると、急にパソコンが止まった。いったん電源を落として再起動しても反応がない。僕は、 パソコンのカバーを開けて、ホコリを掃除機で吸うことにした。半年ほど前、パソコンから 騒音がしたときもこの方法で解決した。メモリを増設する予定なので、パソコンのカバーを あけることに抵抗はなかった。ホコリを掃除機で吸うときにメモリの位置を確認した。 思ったよりも小さかった。配線の束がメモリを覆っていて、どうやってメモリを増設したらいいのか と思ってしまった。

パソコンを元に戻して電源を入れようとすると、何の反応もなかった。掃除前より 悪くなってしまったようだった。しばらく考えていると、突然「パーン」と音がした。 パソコンを見てみると煙がのぼっていた。僕は急いでパソコンから電源コード を引き抜いた。ここまでくると、電気屋に出しても直らないだろう。

よく考えてみると、前触れのようなことがあった。前の日にインターネットエクスプローラが 何度も強制終了していた。その日は、特に暑い日で、夏の暑さのせいでパソコンがおかしく なっていると思った。冬の寒さのせいでインターネット接続ができなくなることは 前からあったが、それに加えて、夏の暑さで不正に動作するのでは、ずいぶん人間的な パソコンだと思っただけだった。

このような事故が起こってしまったため、8月9日のホームページ更新はできなかった。

その後、インターネットで調べていると、「パソコンを長持ちさせる3つ の方法」という記事があった。その3つの方法とは 暑さ対策、掃除、メモリ増設だった。


2009.8.16
Steel Panthers World at War

ウェーキやガダルカナルのシナリオで、日本軍のknee mort(擲弾筒)が役に立った。特に ガダルカナルは予想以上に楽に勝てた。次に、間接攻撃ができる兵器が極端に少ないシナリオを やると、苦戦した。このゲームの特徴なのだが、見通しの悪い建物や森に潜んでいる敵には 対処が難しい。接触すると、一方的に攻撃を受けて、運が悪いと、味方が攻撃する前に 元の場所に押し戻されてしまう。工兵の火炎放射器が2マス離れた敵に使えるかと思って実験してみたが、 効果がないことが分かった。


2009.7.26
7月15日、夏休みをとって大阪証券取引所の見学に行った。 最初、東京証券取引所 に行こうと思っていたが、泊まりでないと行けないので、日帰りで行ける大阪に行くことにした。

大阪証券取引所ビル自体は大きく、レストランや大阪経済大学が入っていた。 しかし、証券取引所そのものは小さかった。 証券取引所はコンビニの半分くらいの広さで、机は15人分ぐらいだった。パソコンも僕が使っているような普通のパソコンだった。中にいる人は取引をしているのではなく、管理を しているように見えた。取引員は証券会社にいて、証券会社と取引所の 間で回線がつながっているだけなのだろう。 僕は今まで、証券取引所の中で、大勢の取引員が特殊なパソコンの前に座って売買をしていると思っていたので、残念だった。しかし、大阪証券取引所が余りに小さいことに、かえって驚いた。

見学者受付の人は暇そうだった。受付簿を見ると、その日に僕の前に見学に来た人はいなかった。

近くに証券図書館という建物があった。入り口近くに、株式新聞や経済雑誌が置かれていて、 株式投資に関する講演会のポスターが貼られていた。 20席ほどの閲覧席は満席だった。奥に大きな棚が5つほどあり、会社名と証券コードが書かれた ファイルが並んでいた。ファイルを開けると、会社に関する新聞記事のスクラップがあった。 大阪と岡山では情報量が違うと思った。インターネットが普及する前なら、岡山に住むよりも 大阪に住んでいたほうが投資に有利だっただろう。


2009.7.26
削り粉焼きの生地にトマトの缶詰を混ぜてみた。魚と卵と緑黄色野菜の組み合わせで、 栄養価が高く健康的だ。焼き上がりが柔らかく、ほんのりとトマトの酸味がして美味しかった。 とろけるチーズをのせて、ピザ風にするとさらに美味しかった。ただ問題は、 トマトの缶詰が余ってしまう事だ。その日は、余ったトマトの缶詰をそのまま食べた。

2009.7.12
スーパーで、雑穀のアワ、キビ、ヒエを買って食べた。 包装の説明書きには、米に1割ほど混ぜて炊くと書いてあったが、 あえて無視した。雑穀の味がよく分かるようにするため、 米に5割混ぜて炊いた。

アワは粒がやや堅く、口の中に残った。草の実を食べているような 感じがした。

キビは独特のにおいがあり、ほんの少し甘かった。きびだんご が甘いのは、キビが甘いからだったのかと思った。 (現在のきびだんごはキビが入っていないらしい。)

ヒエは、ぱさぱさして、おからを米に混ぜたようだった。 味や香りは無かった。

スーパーでは米よりも雑穀の方が高値で売られているので、 米を作る代わりに雑穀を作った方が儲かるのではないかと思ったが、 アワを作ると土地がやせやすく、ヒエは脱穀が大変らしい。現在では、米よりも雑穀の方が 原価が高いのだろう。

ヒエをWikipediaで調べると、「二宮尊徳が農民達の反対を押し切ってヒエの栽培を奨励したおかげで天保の大飢饉の際に多くの農民が救われた言われている。」と書かれていた。 昔から人間は、何十年に一度の天候不順に備えるよりも、目先の生活レベルを上げること を好むようだと漠然と思った。


50パーセントきびごはん


2009.7.12
The Operational Art of War 3

Fulda76(ワルシャワ条約機構軍担当)
空軍のinterdiction(阻止攻撃)が極めて役に立った。今まで、interdictionは大して役に立たないもの だと思っていたが、狭い戦場に多数の飛行機が配置された場合は役に立つらしい。ゲーム終了時 には、NATO軍が半減していた。

Vukovar91(セルビア軍担当)
よく分からないが、勝てた。延翼運動をすると、クロアチア軍が、自然と重要拠点から引き上げていった。 ほとんどの空軍をinterdictionに専念させたが、効果があったのかどうか分からない。


2009.6.28

食品成分表改定

僕の食生活にある意味欠かせないのが、食品成分表。 僕の持っている食品成分表は、高校の家庭科の教材なので、約10年前のものだ。 最近の食品成分表を見ると、ビタミンB6、B12など、新しい栄養素が追加されていた。 新しい食品成分表を買おうと思って、さらに調べていると、ビタミンB6、B12は 腸内で合成されるので、普通の食生活では不足しないと書いてあった。 従来の食品成分表からあったナイアシンも、米、麦、肉、魚に含まれ、トウモロコシを主食とする民族 しか不足しないというものだったが、ビタミンB6、B12はさらに不足しにくい。 これは、栄養学の進歩なのだろうか。 このような栄養素を食品成分表に載せる必要があるのだろうか。結局、新しい食品成分表は買わなかった。

2009.6.28
ラ・ムーの近くに、農協直営の、野菜が安い店があると聞いて、行ってみた。大根の葉や、 1個100円のキャベツなどを買った。キャベツは安い店でも1個198円はするので、 1個100円は安い。 キャベツを切ってみると、 もやしのようなものが大量に伸びていた。僕は今まで100個以上キャベツを 切った経験があるが、このようなものは初めて見た。多分、成長しすぎて、花が咲き 始めているのだろう。考えてみれば、 葉っぱが丸まっているだけの植物の方が、生物学的にはおかしい。 当然、キャベツの花は捨てたりせず、カレーに混ぜて食べた。

2009.6.14
6月7日に職場の先輩と呉に行った。 日帰り旅行全体の事を書くと散漫になるので、一つの事件だけ紹介する。 旅行の最後の行程、自衛隊の護衛艦「まつゆき」(「まつゆき」だったという記憶にも 自信がなく、インターネットで裏付けをしてから書いている。) に乗船して見学した時のこと。 案内役の自衛官が、十数人の見学者の前で、後部甲板に装備された対空ミサイルについて解説しているとき 、ある人が射程について質問した。 自衛官は、 「50マイルなので80km。」と答えた。とっさに先輩が、 「元になったスパローの射程が8kmなので、80kmはない。」と指摘した。 自衛官は「ご指摘、ありがとうございます。」と言っていた。 後で、インターネットで調べると、シースパローの射程は26kmと書いてあった。 先輩は、軍事に関して、自衛官よりも詳しいことがよく分かった。

レイセオン株を買い増した。


参考(写真は頂き物)


2009.6.14
珍しい食べ物飲み物追加

2009.5.31
100兆ジンバブエドル紙幣を買って、職場で配った。 去年の夏ぐらいに、ジンバブエでインフレが起こっている事を知り、 紙幣を配ってみたいと思うようになった。当時は1000億ジンバブエドルが最高額で、 1000億ジンバブエドルで、パン一斤が買えると書かれていた。 (その後、9桁切り捨てがあったあとで半年もしない間に100兆ジンバブエドルが 発行されるようになった。あまりに急速に価値が下がっているので、100兆ジンバブエドルで 何が買えるかを考えることは意味がない。)

同じ記事で、インターネットオークションサイトのebayでジンバブエドルが出品されていることを 知った。ジンバブエではまったく価値のないお札がインターネット上では値段がついているのが面白い。 また、ebayなら、個人輸入代行業者を使えば自分でも落札できる。条件のいいものが出品されて いたら、落札しようと思った。ebayを見ると、1000件以上のジンバブエドルが出品されていて、 全部に目を通そうとすると、パソコンの速度が異常に遅くなってしまうほどだった。

4月の末に、100兆ジンバブエドル50枚(5000兆ジンバブエドル)が120ドルで出品 されているのを見つけた。120ドルは約1万2千円で定額給付金で買うのにちょうどいいと思った。 お金のばらまきの末にお金の価値がなくなるというような風刺的なことが連想されて面白かった。 また、1枚240円なら、ちょっとした旅行のお土産と同じぐらいの値段なので、配るのにちょうど いいと思った。今後、もっと大きい桁のジンバブエドルが発行されるかもしれないが、 京、垓など普段見かけない数字が出てきても面白くないので、100兆ぐらいがちょうどいいと思った。

上には上がいるもので、 個人輸入代行業者のホームページを見ていると、シーランド公国の爵位を買った人がいた。 シーランド公国は第二次世界大戦中に作られたイギリスの人工島を、変人一家が占拠して、 独立国を自称したものだ。当然、他の国からは承認されていない。 そのシーランド公国にお金を払うと、男爵とか伯爵などの爵位がもらえるらしい。


2009.5.31
玉ねぎを切るときに涙が出るのを防ぐ方法はいろいろあるが、 ある日、玉ねぎを冷凍庫で凍らせて、自然解凍すると涙が出ないのではないかと思い、試してみた。 結果は、玉ねぎがやわらかくなりすぎて、包丁がとおらなかった。涙が出る以前の問題だった。 さらに、玉ねぎが噛み切りにくくなっていて、味も落ちていた。久しぶりに食べるのに苦労する 物を作ってしまった。

2009.5.17
ニコニコ動画で1975年と1976年のニュース総集編を見た。 3億円事件が時効になったというナレーションとともに3億円事件の歌が流れた。 3億円事件の犯人が、毎日暇で、金を数えて、家を買おうか車を買おうかと考えている内容の歌だった。 ロッキード事件のニュースでは、「児玉製菓のローッキードピーナッツ、領収書付き」を売っている人が 出ていた。風刺が効いていて面白い。

今だったらインターネットで公開することを、当時は街頭でやっていたのかと思った。


2009.5.17

『インドの歴史』(ケンブリッジ版世界各国史)

インドの会社の株を持っているので、インドの歴史をもっと勉強しようと思って、図書館で借りた。 ガンジー・ネルー王朝という言葉の意味がわかった。インド独立後、ネルーの一族は3世代にわたって 首相の地位を世襲していた。今でも、インドの与党の総裁がネルーの孫の妻だ。 日本でも、よく世襲議員が首相になるが、ここまであからさまではない。

タタ財閥も1箇所だけ出てくる。海外投資では、歴史の長い企業の方が信用できるような気がする。

独立後のインドの歴史を見ても、 現在のインドの高度成長の前触れになるような記述は何も無かった。 宗教、民族対立ばかりで、ひょっとしたら ユーゴスラビアのように崩壊するような感じだったのが、突然、高度経済成長が始まったような 印象をうけた。

別の本で、今はアラブの石油王が金持ちで有名だが、昔は金持ちと言えばインドの藩王だったと書いてあった。インドの藩王の中で一人ぐらい株式投資に熱中して、オイルマネーのような権力を持った人はいないの だろうか。


2009.5.3

サザエさんに携帯電話、三国志に大砲

通勤中、ラジオでサザエさんが携帯電話のコマーシャルに出ていたのを聞いた。 時代が合わないのでおかしいと思った。原作者が死んだのが1992年だが、そのときはまだ、 携帯電話は普及していなかった。長い間「サザエさん」は見ていなかったので、ひょっとしたら、 最近の「サザエさん」は、物語中に携帯電話が出てくるのかと思って、「サザエさん」を見てみた。 しかし、携帯電話は出てこず、車もテレビも型が古かった。相変わらず、ちゃぶ台でご飯を食べていた。 いつの時代の日本に、ちゃぶ台でご飯を食べて、携帯電話を使う家庭があるのだろうか。水戸黄門に鉄道、三国志に大砲が出てくるようなものだ。

ちなみに、高校時代に読んだ『三国志演義』(羅貫中、岩波文庫)には石火矢が出てくる。石火矢を調べてみると、大砲と書いてあった。
参考1(死せる孔明、生ける仲達を走らす)
参考2


2009.5.3
映画『スターリングラード』をゲオで借りて見た。ニコニコ動画で、迫力のある戦闘シーンが 公開(多分、著作権侵害)されていたからだ。大量のソ連兵が、 ドイツ軍の陣地に攻め寄せて、一方的にドイツ軍に撃たれて、逃げ帰ろうとしたソ連兵は味方に撃たれる。 僕としては、ニコニコ動画で公開されていた冒頭の戦闘シーンが映画の一番の見所だった。

しかし、よく考えてみると、現実的にあのようなシーンがあり得るだろうか。ソ連兵は白昼堂々と、全力 疾走でドイツ軍陣地に攻め寄せる。 パソコンゲーム「Steel Panthers」で考えると、絶対にあのような攻撃はしない。砲兵で支援するとか、匍匐前進するとか、遮蔽物 を利用して銃撃戦をするとかすると思う。そもそも、あのようなやり方だと、敵に弾が当たらないので、 敵方に死傷者が出ない。 砲兵がないとか、小銃の弾がないから人海戦術しかないとしても、別に昼間にやらなくても夜やればいいと思う。実際、ガダルカナルの日本軍や朝鮮戦争の中国軍は夜に攻撃をかけている。


2009.4.19

CFDは将来の金融危機の火種

図書館で経済雑誌を読んでいると、CFDを扱う会社の広告が載っていた。 外国株式、外国株価指数、債券先物、商品先物など多様な銘柄を 扱うことができると書いていた。 CFDでは、投資家が証券会社に証拠金を差し入れて、差金決済をする 仕組みになっている。差金決済とは、例えば、投資家と証券会社の間で、ガソリン価格が10円上がったら、証券会社は投資家に100万円払う、逆に、ガソリン価格が10円下がったら投資家は証券会社に100万円払う という契約を結ぶことだ。極論すると、 証券会社と投資家の間で賭けをすることだ。

問題なのは、投資家が充分な額のお金を持っていなくても、 このような取引ができることだ。「レバレッジ200倍でパワフルな取引が できる。」などという宣伝文句があったが、レバレッジの率が高いということは、例えば5万円しか持っていなくても、100万円(ガソリン価格が20円下がったら200万円損するので、現実には 100万円の取引などというものはないが、ここは単純化のため) の取引ができると いうことだ。 5万円しか持っていない人が、100万円の取引をして失敗すると、95万円の借金が返せなくなる。 返済不能な借金が、経済を蝕むのは、 今の状況を見ての通りだ。

何年か後にまた金融危機が始まったら、 CFDでCFD関連銘柄が下がるほうに賭ける(安全のため、 株価が2倍になっても困らない程度の証拠金を積んだ上で)のが、最も適切な利用法だろう。


2009.4.19
古いプリンタが壊れたので、新しいプリンタを買った。 古いプリンタはヒューレットパッカード社製のもので、 七千円ぐらいで買ったものだった。それが、 何の前触れもなく、起動しなくなってしまった。 電気屋に修理に出したが、数日後、部品がないとのことで、 修理できないとの回答があった。

新しいプリンタを買おうとして、ヤマダ電機に行ったが、 安いプリンタは売り切ればっかりだった。ブラザー社製 のプリンタも安かったが、店員にやめた方がいいと言われた。

結局、デオデオで、キャノン製の1万円のプリンタを買った。 今のプリンタと 5年前のプリンタの何が違うのか分からないのに、前より高くなっているのは 何かおかしい。写真の現像が鮮やかになっているのかもしれないが、 僕は、デジタルカメラで撮った写真は現像しないので意味がない。

それにしても、プリンタのインクの種類の多さに驚いた。 プリンタ本体は、当然、壊れるまで使うつもりだが、プリンタに合う インクが売られなくなってしまうと困る。


2009.4.5
ニコニコ動画のドキュメンタリーでサウジアラビアを扱ったものが 面白かった。金があることを除けば、 フセイン政権下のイラクとタリバン政権下のアフガニスタン を混ぜたような国だった。サウジアラビアは議会の設置も認められない専制君主国で、 女性が車を運転すると、宗教警察に捕まってしまう。 サウジアラビアに行ったことがある人は、 アフガニスタン戦争やイラク戦争を正当化する報道を見たら笑って しまうのではないか。

圧巻だったのが、ある集会で、王子の前で国民が、自動車が列車に当たって 壊れてしまったと訴えて、王子が「この者に車を与えよ。」と言うシーンだ。 「絶対新車が欲しくて故意にだな。」など集会を茶化すようなコメントが流れていた。


2009.4.5
珍しい食べ物飲み物追加

2009.3.22
岩井三四二『悪党の戦旗』を読んだ。先輩から借りた雑誌『歴史群像』で 岩井三四二が紹介されていて、興味を持っていたところ、 図書館に、嘉吉の乱 を扱った『悪党の戦旗』があったので借りた。 国司兼守護大名、北畠氏や、南北朝合一後の南朝など、興味深い歴史 事実が物語の中に取り入れられているのが面白かった。読んだ後で、インターネットで 調べたくなった。 特に、南朝の残党は物語と深く関わっているのだが、 外部の人がなかなか入ってこないような吉野の山奥で、 南朝の残党が、10歳ぐらいの兄弟をそれぞれ、天皇と征夷大将軍 と称しているのは、限りなく誇大妄想に近いと思った。

2009.3.22
The Operational Art of War 3

Vukovar1991
TOAWでユーゴ紛争のシナリオをやってみた。 ヴコヴァルの戦いはユーゴのスターリングラードと言われているらしい。 クロアチア軍とセルビア軍でそれぞれやってみた。セルビア軍は戦車、飛行機が多く、クロアチア軍は 戦車、飛行機がほとんどない。それでも、クロアチア軍を担当すると簡単、セルビア軍を担当すると 難しいと感じた。こうなるのは、セルビア軍の士気が異常に低く、しばしば行動不能になるからだ。 インターネットで調べてみると、セルビア軍は、実は旧ユーゴスラビア連邦軍で、クロアチア人の兵士も含まれていたため、脱走兵が続出したと書いてあり納得した。


2009.3.8

2代目のゴムべら

ゴムべらの先が傷んで、隙間にゴミがたまるようになったので、 新しいものを買った。ゴムべらは、食器や鍋に残った食べ物がもったいないので、 すくって食べるために使っていた。100円ショップで買ったが、ゴムべら の価格に見合うほどのものをすくって食べたかどうか考えてしまった。 そもそも、ゴムべらが傷んでしまったのは、ジャガイモをつぶしてポテトサラダを 作るために使ったからかも知れない。ジャガイモつぶしに使わなければ、 傷むことはないと考えて新しいゴムべらを買った。

ジャガイモつぶしは、しゃもじを使えばできることに後で気付いた。(専用の道具を買うのは論外) ゴムベらを買う前はしゃもじを使っていたような気もするので、なぜ、ゴムべらを使うようになった のか分からない。


2009.3.8

地デジよりもニコニコ動画

あるニュース番組でタクシー運転手の新規参入を規制しようという議論が肯定的に取り上げられて、 見たくなくなった。我慢ならないレベルの低さだ。 最近、ニコニコ動画で、ドキュメンタリーを検索して見たり、 聴いたりしている。なぜか僕には、ニコニコ動画は聴くものだという考えがある。家事を しながら、長いコードのイヤホンをつけて聴くのが習慣になっている。 「ユーゴスラビアの崩壊」は特に面白かった。

それでも、ドワンゴの株を買いたいとは思わない。著作権侵害の問題があり、 将来、思わぬ損失が発生するかもしれない。「ユーゴスラビアの崩壊」 もところどころ権利者によって削除されている。 また、利用者からお金を取るものではない ので、収入が不安定だと思うからだ。むしろ、ニコニコ動画と 提携することで、売上が伸びるような会社の株(アマゾンなど)の方がいいと思う。


2009.2.22
インドの自動車会社、タタ・モーターズの株を買った。 タタ・モーターズのホームページに行って、年次報告書を調べてみた。 そのなかの表を見て、僕は衝撃を受けた。1946年から2008年までの年ごとの業績が1枚の表に まとめられていた。今まで、いろいろな会社の情報開示文書を見てきたが、ここまで徹底したものは 初めて見た。1946年から2008年の表から、タタ・モーターズは極端に好景気、不景気の影響を 受けることがわかった。

ジャガー、ランドローバー買収の件は気がかりだ。イギリスよりも、インドの方が経済成長率が高く、 イギリスに投資するよりインドに投資したほうが高い収益を期待できるのに、 なぜイギリスの自動車会社を買うのかという疑問がある。


2009.2.22
レンタルビデオ屋で、初代ゴジラを借りて見た。 ゴジラの迫力よりも、昭和29年当時の日本を忠実に再現しているのが凄かった。 舗装道路のない漁村、人々の服装、東京の夜景、国会論戦、戦車、戦闘機、すべてが現代と違っている。 現代日本に昭和29年のものが残っていないのは、すべてゴジラに破壊されたからではないかと錯覚 した。それでも、音楽だけがあまり変わっていないのが不思議だった。

映画の中で、 ゴジラは死ぬのだが、登場人物が最後のシーンで、ゴジラの同類が残っているので、水爆実験が行われる限りまた現れるという趣旨の ことを言っていた。次回作を作る口実として実に説得力がある。 もし、昭和29年に突然、世界情勢が激変して核兵器が廃絶されたら、ゴジラの次回作は作れなくなって しまっただろう。


2009.2.22
The Operational Art of War 3

korea 50-53(北朝鮮軍担当)
中国軍を介入させるため、わざと北朝鮮軍を後退させなければならなかったのが、現実的でなかった。 中国軍介入後は思ったより簡単に進んだ。アメリカの戦車が手ごわいことは予想していた。そこで、 戦車の周りに展開している歩兵部隊を先に追い払い、中国軍歩兵で戦車を取り囲んで(一箇所だけ逃げ道を開けておき)、北朝鮮軍の戦車や対戦車砲を呼び寄せて攻撃した。大抵の場合は敵戦車隊は退却し、 運がよければ、1回の戦闘でM46を66両撃破することができた。プサンに迫った段階で、国連軍が 停戦を持ちかけてきたので、停戦に応じた。ゲーム的には1953年まであるのに1951年 末までに終わってしまった。


2009.2.8
The Operational Art of War 3

korea 50-53(国連軍担当)
朝鮮戦争を全期間に渡って再現できるシナリオ。 TOAWは「防御は最大の攻撃」と言えるような一面がある。敵の 守りの堅い場所を正面から攻撃すると大損害を受けてしまう。 それが、現実的で気に入っているのだが、朝鮮戦争の国連軍(中国軍介入前)だけは 違う。空軍が圧倒的に強いので、正面攻撃をかけても大して損害が出ない。 僕は、正面攻撃を避けて、弱点を探していたので、史実よりもピョンヤン攻略に 時間がかかってしまった。

中国軍介入を予想して、あらかじめ陣地を構築していたので、中国軍介入後は ほとんど戦線が後退しなかった。ゲーム的には1953年まであるが、 1951年7月の段階でほぼ決着がついたと思ったのでやめた。


2009.2.8
インターネットが使えないことについて、 インターネット接続業者に電話した。 業者側も原因が分からないまま、2月9日に工事をすることになった。 2月3日、突然、インターネット接続が回復した。 インターネット接続が回復したことについて、業者に電話したが、 業者側も驚いていた。結局、インターネット接続ができなくなった 理由は分からないまま終わった。

2009.1.25
突然、僕のパソコンから、インターネット接続ができなくなった。今回の更新は、実家の パソコンからしている。証券会社の口座にアクセスできなくなったときほどの危機感はないが、 インターネットが使えないと不便だ。特に、家賃の振込みはインターネットバンキングを 使っているので困る。外国企業の投資情報もインターネットがないと手に入らない。

2009.1.25
イスラエルのガザ侵攻の動画をYou Tubeで探していると、イスラエル軍の報道官が公開した動画が 何件かあった。内容は、報道官がその日の戦況を発表するものや、砲撃、空爆の映像や、国連施設から テロリストがロケット弾を発射する動画だった。当然のことだが、イスラエルの立場を正当化 する内容のものだ。 You Tubeの動画を最後まで見ると、関連する動画が自動的に紹介される機能がある。 誰が公開したのか分からないが、イスラエル軍の動画の題名に「re:」を付けた題名の動画があった。 それは、一般市民が血まみれになって病院に運ばれているような内容だった。インターネットの 世界でも情報戦が起こっているような感じがした。

2009.1.12
『絶対君主の時代』と『ルネサンス』を図書館で借りて読んだ。どちらも、 かなり古い「世界の歴史シリーズ」の中の本だ。これで、西洋史は 一通り読んだと思う。

『絶対君主の時代』は筆者が露骨に歴史上の人物をひいきしている 感じがした。ひいきの基準は、歴史の発展段階の進んだ方に味方するというもので、 封建領主と絶対君主では絶対君主の味方をし、絶対君主と市民革命派 では、市民革命派の味方をするようになっている。 これと関連しているのかどうかわからないが、次のような文章が出てくる。

こうした状態を打開しようとして、ホイッグ党のリーダーたちは、 国王と王弟の暗殺を計画した。だが、この陰謀は発覚し、 指導者はロンドン塔に送られ、はっきりした証拠もないのに処刑されてしまう。

なぜ、はっきりした証拠もないのに、 暗殺を計画したことが、筆者に分かるのだろうか。

『ルネサンス』は ルネサンスの政治指導者を戦国武将にたとえる(アレクサンデル6世が織田信長に相当するというように)など、大雑把な表現が目立った。 筆者の講義を誰かが速記して本に仕上げたのではないかと思った。

イグナチウス・ロヨラに関する記述が面白かった。ロヨラは、元々スペインの軍人だったが、 戦争で傷を負い、入院した。入院生活は 暇だったので騎士物語を読もうとしたが、病院に置いていなかったので、 たまたま置いてあった キリスト教関係の本を読んで、感激して聖職者になったという経歴の持ち主だ。 この人が、6人の同志とともに、イエズス会を結成して、世界中にカトリックの宣教師を派遣するようになる。有名なフランシスコ・ザビエルはこの6人の同志の中の一人だ。


2009.1.4
  正月休みを利用して、ホームページの記事の分類をした。

経済・投資
歴史・軍事
ゲーム
パソコン・インターネット
食生活等

上のように分けたが、どれにも分類されていない記事がある一方で、2つの項目に分類されている記事もある。 例えば『国債の歴史』に関する記事は歴史にも経済にも関係が あり、ゲームにも触れているので分類が難しい。 ホームページをブログ風にした当初から、そのうち分類作業をしようと思っていたが、ついに2年近くそのままにしてしまった。

ゲームに関する記事が、2008年5月〜2008年12月までの間、途切れているが、その間ゲームをしなかったわけではない。 ヨーロッパユニバーサリス2でモンゴル帝国(チャガタイ・ハン国)を復興したり、TOAWで1984年の米ソ戦争(架空)をやったりしていた。


2008.12.30

TOAWファンサイト、Rugged Defense に会員登録

The Operational Art of War 3を買った。前作とほとんど同じ内容だが、コンピュータが強くなり、 対空砲がほとんど役に立たなかったのが改善されたようだ。何年遊んでも飽きの来ないゲームなので 、買っても元が取れると考えた。

Rugged DefenseにはTOAWシリーズのシナリオが大量に公開されているが、会員登録しないと ダウンロードできない。当然、全部英語で書かれている。ほかの場所(会員登録不要)にもシナリオは公開されているので、できるだけ他の場所でダウンロードしていた。しかし、朝鮮戦争を全期間にわたって 扱ったシナリオが、そこにしかないので、会員登録することにした。

会員登録は思ったより簡単で、必須なのはメールアドレスとパスワードとIDだけだった。 他にも細かい情報を入力することができたが、入力する必要はなかった。後は、 不正な会員登録防止のために、足し算、掛け算の答えを入力し、自分宛ての メールに張られたリンクからRugged Defenseに行けば登録が終了する。

会員のリストを見てみると、僕の他にも住所が日本の人が何人かいた。その中のほとんどが外国人のような名前だった。多分、日本に住んでいる外国人なのだろう。名前から日本人と推測できる人は 2人しかいなかった。


2008.12.30

毎年恒例大掃除

12月28日〜30日にかけて大掃除をした。食生活はそれなりにできていると思うが、 掃除はおろそかになっている。1年間に掃除機をかける回数は、1年間にホームページを更新する回数より少ないと思う。何でこんなに物が多いのかと腹が立った。前にも同じことを書いたと思ったら、2006年の大掃除でも同じような感想を書いていた。

2008.12.21
今思えばアメリカ国債を買うよりも、日本の株価が下がる方に賭けて、日経225先物ミニの売りをやっておけばよかった。サブプライム問題が表面化した時点で、アメリカの政策金利は5%以上だったのに対して、日本の政策金利は、0.5%だった。アメリカが利下げをしても、日本は利下げができないので、 円高になり、日本株が下がると 予測すべきだった。利下げができないと円高になる原理は、高い金利を求めて、日本からアメリカに 行っていた資金が、日本とアメリカの金利の差が縮まることで、日本に帰ってくるからだ。 1990年のバブル崩壊以降、日本の平均株価には何度も山と谷があったが、 常に山が低くなり、谷が深くなっている。

今は世界中で株が安いので、外国株を定期的に買っているが、 株価が上がりきって、下がり始めたら、日経225先物ミニの売りをやってみたい。


2008.12.21

ホットバニラ、大根そうめん開発

ホットバニラは、熱湯+砂糖+バニラエッセンスで作る。熱湯+砂糖よりも甘い。バニラエッセンスは 1本150円ぐらいで、ホットバニラ1杯を作ってもほとんど減らないので、 清涼飲料水を買うのと比べると圧倒的に安い。

大根そうめんは、大根を道具で千切りにし、短時間茹でる。 マヨネーズやドレッシングをかけて大根サラダとして食べる。また、 インスタントラーメンの麺を食べた後に入れると、カロリーが少なく、腹の足しになる。

あの大根を千切りにする道具を何と呼べばいいのだろうか、料理の本を読むと「万能調理器」 と書いてあった。いきなり「万能調理器」と言われても、 何のことやら分からない。インターネットで調べると、「大根のせん切りおろしかね」というのもあった。


2008.12.7
小室哲哉逮捕のニュースを見て、誰かが替え歌を作ってインターネットに公開すると思った。 インターネットの世界には、時事問題をテーマにした替え歌を作るのが好きな人がいて、 アメリカ同時多発テロ事件や、ライブドアショックでも数々の替え歌が作られたからだ。 僕の予想は的中し、数日後、インターネットで替え歌を発見した。一部を引用すると、

どこまでも 限りなく 増えていく 小室哲哉氏の負債

となっている。元歌が小室哲哉のヒット曲なのが特に面白い。You Tubeへのリンクが張られていて、元歌が分かるようになっているのが親切だ。


2008.12.7
迷惑メール問題が新しい段階にきてしまった。必要なメールまで勝手に迷惑メールに分類されるようになった。

外国製ゲームソフト「The Operational Art of War 3」を買おうとして、個人輸入代理業者に 見積もりを依頼したが、数日しても、見積もりのメールが来なかった。不審に思って、個人輸入代理業者の ホームページを見ると、見積もりのメールが迷惑メールに分類されてしまうことがあると書いてあった。 迷惑メールを調べてみると、見積もりのメールが紛れ込んでいた。この問題の対策として、 迷惑メールに分類して欲しくない語句を登録するサービスがYahooメールにあった。


2008.11.23

個人的な金融危機・解決編

世界的な金融危機が少し落ち着いたので、TDアメリトレードに電話をかけた。日本語が分かる人に 電話を代るよう伝えたが、日本語が分かる人はいないとの答えが返ってきた。仕方がないので、 英語で話すことにした。やりとりの内容は詳しく書かないが、僕の話す英語は、テレビのお笑い番組に出てくるような 無茶苦茶な英語になっていたと思う。気が付いたら、額に汗がにじんでいた。ともかく、 セキュリティークエスチョンは解除され、再設定できるようになった。

セキュリティークエスチョンを設定すると、確認画面が出てきた。今度はトラブルが起こらないように、 確認画面のコピーをパソコンに保存した。その瞬間、かすかに、「前にも同じことをしたような」感じがした。パソコンを調べてみると、前のセキュリティークエスチョンの答えを保存したものが見つかった。

つまり、最初からパソコンを調べていれば、TDアメリトレードに電話をかける必要はなかった。外国の 証券会社に国際電話をかけて、英語で話したというと、格好良いが、そもそも最初からその必要が なかったとなると、馬鹿馬鹿しい。

最初のセキュリティークエスチョンが間違った原因も分かった。 「What is your favorite store?」に「Nishina」と設定したつもりが、「Nhishina」と設定していた。 ニシナのスペルミスを50通りぐらい試してみた(ニシナで買い物をしながら、ニシナのスペルミスを 何通りか考えた日もあった。)が、まさか「Nhishina」になっているとは思わなかった。


2008.11.23
珍しい食べ物飲み物追加

2008.11.9
実家から、いちじくジュースをもらった。四国旅行のおみやげのようだ。果汁15%と書いているが、 いちじくからどうやって果汁を搾るのか不思議でしょうがない。味は少し酸っぱかった。

2008.11.9
ニコニコ動画で、テルシオが出てくる動画を見つけた。テルシオは、16〜17世紀に主にスペイン軍が用いた陣形で、 槍兵で四角形の陣形を組み、その周りを鉄砲隊で囲み、さらにその四隅に鉄砲隊の小さい四角形を配置した ものを指す(参考)。以前から、テルシオが出てくる映画を見たいと思っていた。鉄砲が出てくる前の時代の 戦争を扱った映画と、銃剣を持った歩兵が活躍する戦争を扱った映画は見たことがあるが、 その中間の鉄砲と槍が混在する時代の映画は見たことがなかった(日本の戦国時代を除く)。

今回見つけた動画は、メディイーバル2・トータルウォーの ゲーム画面を編集して、ニューポールトの戦いを再現したものだが、ほとんど映画のようだった。鉄砲隊の前列が撃った後に、前列が 後ろに下がって、次の列が射撃するなど、細部が再現されていて素晴らしい。


2008.10.26

リデル・ハート『戦略論』

古代ギリシアからベトナム戦争までの全時代にわたる戦争を研究した本。 職場の先輩から借りた。 筆者はイギリス人なので、三国志や戦国時代は出てこない。

結論としては、間接的アプローチが良いと書いている。 間接的アプローチの意味は分かりにくいが、第一に、正面攻撃を 避けて、側面や背後を狙う、第二に、奇襲とか新兵器とか、相手が予期しないことをすることだと理解した。当たり前と言えば、当たり前のことだ。 逆に、相手が予期できる方法で正面から攻撃するのが良い とする考えが主流だった時代があるほうが不思議だ。第一次世界大戦の中盤は正面攻撃の応酬だったが、 それは、第一次世界大戦が極めて特殊な戦争だったという話になるのではないか。

個々の戦争の時代背景の説明が少なく、地図も少ないので、予備知識がないと訳が分からなくなってしまう。見方を変えると、読者が特定の時代の知識がないことを分からせるような内容になっている。 僕は、清教徒革命やスペイン継承戦争の知識がないことが分かった。そのうち、図書館の『世界の歴史』シリーズのその辺りの時代を扱ったものを読もうと思う。


2008.10.26
You Tubeやニコニコ動画から音声だけを取り出すソフトウェアと、その音声ファイルを編集する ソフトウェアがインターネット上に公開されていたので、ダウンロードした。相変わらず ゲーム音楽を聞いているが、「Marching Through Georgia」や「Yankee Doodle」もダウンロードした。 「Marching Through Georgia」は「東京音頭」の元歌だが、実はアメリカ南北戦争の歌だ。「Yankee Doodle」は「アルプス一万尺」の元歌だが、実はアメリカ独立戦争の歌だ。

「Marching Through Georgia」の記事を以前、書いたような気がしたので、探してみたら、「ヘティ・グリーン研究」の2005.8.15の記事にあった。(南北戦争研究のホームページが閉鎖されてしまって残念だ。)南北戦争時、北軍は、ジョージア州で、大都市から農村・田畑に至るまで進撃路の南部人資産をことごとく収奪・焼却したといわれる。そのため、現在でも「Marching Through Georgia」を 聞くと不快に感じる南部人がいるらしい。


2008.10.12

個人的な金融危機

TDアメリトレードの口座がアクセス不能になった。 TDアメリトレード側に問題があるわけではなく、僕がセキュリティークエスチョンの答えを 忘れたせいだ。5月25日の記事に書いたが、TDアメリトレードはセキュリティ強化のために、 パスワード以外に、自分が設定した質問を使うようになった。その質問に引っかかった。 自分が記憶している答えを書いているのに、答えが合わない。 TDアメリトレードにメールを送ったが、パスワードとセキュリティークエスチョン に関することはメールでは答えられない、電話をするようにとの返事が返ってきた。 英語の発音と聞き取りは自信が無いので、このような事態だけは避けたかったが、仕方が無い。 こうして、人生初の国際電話をかける羽目になった。

TDアメリトレードに電話をかけると、録音の音声ガイドにしたがって、ボタンを 押すことを求められた。訳が分からないまま、適当に押していくと、人間が電話に出た。 「I am a Japanese. Plese change into a Japanese speaker.」 と僕は言った。インターネットの情報によると、TDアメリトレードには日本語が分かる職員が いるらしいので、最初からそれを当てにしていた。しかし、 「Not available.」と言われた。それに続く言葉はよく聞き取れないが、月曜日になると 日本語が分かる職員がいるらしい。

そして、月曜日、時差も考慮して日本時間の午後10時半に電話をかけると、録音の音声ガイド から先に進めない。訳が分からないまま、金融商品を勧めるような録音のところに進んでしまう。 その日はあきらめて寝ることにした。

火曜日の朝、テレビを見ると、ニューヨークダウ1万ドル割れのニュースが流れていた。 多分、僕が電話をかけた時間は証券会社に問い合わせが殺到していたのだろう。 電話をかけるのは、世界的な金融危機が落ち着いてからにしようと思う。


2008.10.12
ニコニコ動画を見る(聴く)時間が長くなっている。 「提督の決断」や「タクティクスオウガ」など、昔のゲームの 音楽が公開されていたり、ゲーム画面の録画が公開されている。

「Hearts of Iron」や「Victoria」の動画もある。 なぜか別のゲーム「アイドルマスター」のキャラクターが多数出てくる。 ゲーム画面と登場人物の会話を組み合わせて、歴史小説風になっている。

株式投資の記録を 戦略ゲーム風に編集して公開したら面白いと思うのだが、 そういう動画は全く無い。僕には、それを作るほどの時間的余裕が無いのが 残念だ。


2008.9.28
次々とアメリカの金融機関が破綻しているが、今のところ無事だ。僕が買っている アメリカ銀行上位5社は破綻しつつある金融機関を合併して、さらに強化されているようだ。 サブプライム問題が発生した段階では、証券会社の株を買うべきか、銀行の株を買うべきか 僕には分かっていなかった。ひょっとしたら、証券会社上位5社を買ってしまった可能性も あるわけで、僕は、運が良かった。 それはいいのだが、個人的にパスワード関係でTDアメリトレードの口座に問題が起こっている。 そっちの方が金融危機だ。

2008.9.28

富田俊基『国債の歴史』(続き)

貸し出し期限が14日間で、延長もできないため、じっくり読めなかった。 作者の意図とは違うかもしれないが、外国投資の必要性がよく分かった。 本書には第二次世界大戦中のドイツと日本の国債についての研究があり、 外国との資本取引を規制すれば、金利上昇と インフレを抑えつつ国債を大量発行することができると書かれていた。 現代日本では、外国との資本取引は自由だが、 戦中戦後の長い間、外国との資本取引が規制されてきたので、外国との 資本取引が少なく、国債を大量に発行しても金利上昇もインフレも起こらないようだ。

筆者は、財政支出を減らす方向に世論を誘導する意図を持っているが、僕は、外国投資を 増やした方が良いと思う。まず、日本の経済成長率はアメリカやBRICsやネクストイレブン よりも低いので、投資家は日本よりも、これらの国々に投資した 方が利益が出ると期待できる。 この本では、外国投資が増えれば、金利が上昇すると書いている(それ自体、本当かどうか疑わしいが)。 金利が上昇すれば、政府は金利負担を嫌って国債発行を抑制し、家計は消費を減らして、貯蓄に励むようになる。その結果、金利が低下する。金利が低いのに政府に国債発行の抑制を求めるよりも、投資家に もっと海外投資を増やすよう勧めるほうが、 市場原理に即していると思う。理由は、国債発行の抑制は、政治家にとって、選挙に落ちる可能性が 高くなるので、 自己利益の放棄になり、 投資家が海外投資を増やすのは、投資家の自己利益に適うからだ。


2008.9.14

富田俊基『国債の歴史』

県立図書館から取り寄せた。本屋で見つけ、読みたいと思っていたが、 6000円は高すぎるので、手が出せなかった。インターネットの古本 屋で4800円で売っていたが、送料を考えるとやはり高い。

おおよそ、T、U、V、W章が、パソコンゲームの「ヨーロッパユニバーサリス」、「ヴィクトリア」、「ヴィクトリア レボリューションズ」、 「ハーツオブアイアン」に対応している。Paradox社の時代区分のセンスが良いのだろう。

まだ1章しか読んでいないが、1章は国債の起源から、ナポレオン戦争までが書かれている。イギリス、 フランス(ナポレオンを除く)の戦時財政がかなり国債に依存していたことが分かった。イギリスは、 戦時に国債を増やして、平時に償還することを繰り返していた。フランスは、戦時に国債を 増やして、戦争が終わると踏み倒していた。一方、ゲームのヨーロッパユニバーサリスは、無借金 経営ができるし、借金をあえて使う利点が感じられないので、その意味ではリアルでない。

それにしても凄いのが、次の記述だ。

フランス革命政府は、フランスに居住する外国人の すべての財産を没収した。これに対して、1794年2月にイギリスは、フランス革命政府 の支配下にある個人が所有する在英財産を保護するために、それらをイギリスに凍結することにした。 具体的には、外国人の在英資産で3%コンソルを購入し、イングランド銀行がその口座を管理することになった。

そして、ナポレオン戦争中にはインフレが起こるが、戦後、旧平価で金本位制を復活させて物価を 元に戻す。私有財産の保護が徹底していて素晴らしい。第二次世界大戦中の日本に同じことができただろうか。たとえ、連合国の支配下にある個人が所有する在日財産で日本国債を買ったとしても、 戦争の結果、お金の価値が100分の1ぐらいになるので意味が無い。

(次回に続く)


2008.9.14
パソコンを分解して掃除してみた。近所迷惑になるのではないかと思うほどの騒音がしたからだ。 CPUを冷やすファンのところを見ると、ほこりがたまって、半分ふさがっていた。よく壊れなかった ものだと思う。 ほこりをピンセットで取ると、騒音が静まった。

2008.8.31
先週の水曜日、夏休みをとって、姫路の太陽公園に行った。 太陽公園は、万里の長城や、ピラミッドや、モアイ像などの世界遺産 の複製が脈絡無く展示されている公園だ。職場で回覧された普通の 観光雑誌に太陽公園が載っているのを見つけ、是非、行ってみたいと 思っていた。

笑いを求めて行ったのに、途中から感覚が慣れてきた。この場所に このようなものがあるのが当たり前のような感じがしてきた。 兵馬俑の複製を見たときは、当時の軍服や隊列をじっくり観察した。 一般兵士の背が低く 、指揮官の背が高いことが分かった。(一般兵士は平均的に僕より背が低い。)子供の頃から 違うものを食べて育ったのだろうか。隊列は右端と左端の列の 兵士だけ横を向いていた。側面からの攻撃に備えているのは分かるが、 前進するときにはどうするのだろうか、カニ歩きをするのだろうか。 笑いを求めてやって来たのに、違う楽しみ方をしていることに気付いた。

太陽公園の紹介


2008.8.31
職場に着ていく夏ズボンのポケットに穴が開いた。 ポケット以外の部分は無事で、見た目はなんともないのに捨てるのは もったいないと考え、直すことにした。最初、他の破れたズボンの ポケットをハサミで切って、つぎはぎをして直した。そのときはこれで 直ったと思ったが、数回、洗濯すると、端からほどけて、布がほころび始めた。 なぜ、ほころびるのか考えてみると、服やハンカチやタオルなど全ての繊維製品は 端を折り込んでミシンで縫っていることに改めて気付いた。普段当たり前だと思っていることに そのような手間がかかっていることに感心した。

さすがに服を修理するためにミシンを買おうとは思わないし、 手で端を縫うのも面倒なので、どうしようかと困っていたところ、 靴下の布を使うことを思いついた。靴下なら、今までに直したことがあるが、 布がほころんだ事はない。靴下の布をよく見ると、織り方が他の布と違うことが分かった。 靴下で直したポケットは、今のところ穴が開いていない。


2008.8.17
リデル・ハート『第一次世界大戦』ほぼ読み終えた。大戦中盤は、 敵の守りの堅い部分を正面から攻撃して、大損害を出しておいて、「敵の損害は自軍の損害よりも多い。 敵はもうすぐ戦い続けられなくなる。」と自画自賛する傾向が両軍にあった。要塞攻撃で、 攻める側の損害が、守る側よりも少ないことはまず無い。やはり、この戦争は、人命が軽すぎる。

大戦後期になると、浸透戦術、戦車の集中運用が考案され、塹壕陣地の突破ができるようになる。 読み進めるとともに、両軍の戦術が改善されるのは爽快な感じがした。そのようにして、1918年 初めのドイツ軍の大攻勢が始まる。ロシアが戦争から脱落して、兵力に余裕ができたが、一方で、 アメリカが参戦し、将来的には行き詰るので、今のうちに攻勢をかけなければならないという 緊張感があり、本書の中で最も盛り上がった部分だった。結局、ドイツ軍の大攻勢は失敗するのだが、 失敗の原因を「ドイツ軍は塹壕陣地を突破できても、戦車が無いため、突破口を広げることができなかった。」と筆者はまとめている。さらに、ルーデンドルフが終戦間際になって、戦車の重要性に気付く場面が ある。この本は第二次世界大戦前に書かれたが、第二次世界大戦の展開を連想してしまう。

力関係がイギリス+フランス=ドイツ>ロシア>オーストリア>イタリアと決まりきっているのが 面白い、それが全く戦略に生かされていない(ドイツも英仏もやたらと西部戦線で突破しようとする) のも面白い。


2008.8.17
ここ一週間ぐらい、オリンピック関係の映像を見るよりも、グルジア関係の映像を見る時間の方が長かった。テレビでは、それほど流されていないが、BBCやYou Tubeで見ることができる。 ニコニコ動画で、NHKスペシャル「映像の世紀」の音楽とロシア・グルジア戦争の動画を 組み合わせたものが公開されていた。途中で動画が終わり、黒い画面になり、一般視聴者の コメントがひたすら流れる演出が素晴らしかった(それを作者が意図していたかどうか不明)。 さらに、「映像の世紀」の音楽に興味を持ち、ジャムでCDを借りた。

2008.8.3

自衛隊見学と株主としての情報収集

瀬戸大橋20周年のイベントで、自衛隊の護衛艦「いなづま」に乗船するイベントに、父母と行った。 船から降りるときに異様に時間がかかった。「この船はフェリーではないので、降りるのに時間がかかります。」との艦内放送があったが、これほどとは思わなかった。一列でしか降りられない階段が一つ設置 され、そこに数百人の人が群がり大変なことになった。 熱中症になるかと思った。

艦上では、高性能20mm機関砲が動くところを見た。「一分間に4500発、撃てる」との 解説を聞いた少年が驚いていた。高性能20mm機関砲の砲身はアメリカのGE社が、 射撃管制装置はアメリカのレイセオン社が製造している。僕はレイセオンの株を持っているので、 どこかにレイセオンの社名が載っていないかと思い、艦内を探し回ったが、なかった。パンフレット にも載っていなかった。

兵器は時とともに旧式化するので、高性能などと名前をつけるのは、いかがなものかと思う。 実際に高性能20mm機関砲は旧式化し、最近はミサイルでミサイルを打ち落とす(その種の兵器も レイセオンが作っている)ようだ。


2008.8.3
アメリカの銀行上位5社の株を買った。以前から、アメリカの金利が高いときはアメリカ国債 で運用し、金利が低いときにアメリカ株を買おうと思っていた。ちょうど、FRBの政策金利が 下げ止まったことを確認し、株を買った。 なぜアメリカの銀行株かというと、次の理由による。
・インフレのため、不良債権が目減りする。
・低金利のため、預金者に払う利息が少なくて済む。
・ドル安のため、アメリカの国際競争力が高くなる。

2008.7.20
職場の先輩から、第一次世界大戦に関する本を借りた。まだ途中まで しか読んでいないが、途中までの感想を書いてみる。第一次世界大戦では どの国も高級軍人の能力が低いような印象を受けた。第二次世界大戦では、 主要参戦国には名将といえる軍人がいたが、第一次世界大戦にはいない。 普通に考えたら、時代によって全ての国の高級軍人の能力が平均的に高かったり低かったりすることは考えられない。むしろ、結果的に西部戦線が膠着 状態になってしまったので、そこから逆算して高級軍人の評価が下がって しまったのではないか。西部戦線が膠着状態になってしまったのは、 高級軍人の能力が低かったためだけではなく、機関銃、鉄道、電信など 当時の技術水準が塹壕戦に適していたためだと思う。

第一次世界大戦中の高級軍人について何人かの人名をwikipediaで調べてみると、 戦後に数奇な運命をたどっていることが分かり面白い。


2008.7.6

『雇用・利子および貨幣の一般理論』の感想

物価低下→賃金低下は現実には起こらず、貯蓄増→利子率低下には限度があることが分かった。 以前、アダム・スミス『国富論』を読んだときに、妙に周囲の人に経済に関する議論を仕掛けたくなり、 友人に議論を仕掛けると、利子率の話になった。そのときに僕は、資本の蓄積が進めば、限りなく0に近い利子率が、自然に実現するという理論(したがって、僕が資本を蓄積することは労働者の利益になる) を展開していたと思う。 現実には、そうならないことが分かった。 みんながお金を貯めると失業率が増えるので、お金以外で価値があるものを貯める必要がある。 貯めること自体に問題があるとは思えない。『無駄遣いが美徳』などという考え方にはなれない。 (そう思う理由は2008年3月2日の記事で書いた。)

金本位制ではないが、現代日本で、中央銀行が大量の紙幣を発行して、金を買ったら何が起こるのだろか。


2008.6.22
『波乱の時代』(グリーンスパン回想録)と『雇用・利子及び貨幣の一般理論』はとっくの前に読み終えているが、まだ 中途半端な感想しか書いていない。

グリーンスパン回想録に関しては、読んだ後に「90年代の 日本の経済成長率が低かったのは、為替相場が高すぎたためではないか」と思ったが、 グリーンスパン回想録の内容を根拠にしてそれを説明するのが難しい。中国やロシアが自国の為替相場が高くなることを嫌って外貨建て資産を盛んに買っているとの記述や、オランダで油田が発見され、為替相場が上がり 、かえって経済が低迷したとの記述があるが、全体的には、 グリーンスパンは余り為替相場を重視していない。

『雇用・利子及び貨幣の一般理論』の感想は次回。


2008.6.22

揚げない唐揚げの素

今まで、天ぷらなどの揚げ物は自分では作らなかった。油はカロリーが高く太るからというのが 一つの理由、もう一つは揚げ物を作った後の油の使い道に困るからだ。ラ・ムーで揚げない唐揚げの素 を見つけた。揚げない唐揚げの素は、小さじ2杯の油で済むのでカロリーが低く、当然油が残らないので 無駄が無い。買って試してみたが、ちゃんと唐揚げになっていた。揚げない唐揚げの素の中に砕いた米粒が入っていて、それが油を吸ってカリカリに なるようだ。 さらに、揚げない唐揚げを翌日の弁当に入れてみた。 時間がたっているためカリカリとはしないが、唐揚げの風味がした。

2008.6.8
レンタルビデオ屋でウィンストン・チャーチルが主人公のアクション映画 の宣伝映像が流れていた。ボーア戦争が舞台ではなく、第二次世界大戦が 舞台になっている。第二次世界大戦開戦時、チャーチルは64歳のはずだが、 映画では若く見えた。「チャーチルは実はアメリカ人だった」という大胆な 解釈だそうだが、それ以前に問題がありすぎると思う。こんな設定が許されるなら、 某国の中央銀行総裁が自動小銃を持って、一人でどこかに乗り込んで金融危機を解決する アクション映画が出るかもしれない。

2008.6.8
5月25日に自衛隊美保基地の航空祭に行った。天気が悪く、 予定が大幅に変更されたため、物足りなかった。しかし、朝から美保基地に行くまでの 過程が凄かった。午前5時の始発電車に乗ろうと津山駅に行くと 誰もいなかった。窓口は5時30分から開くと書いてあった。乗車券や特急券 を買っていなかったので、どうしようかと思ったが、とりあえず、鳥取駅までの切符を 買って、電車に乗った。電車には、僕以外、誰も乗っていなかった。次に航空祭に行こうと思ったとき、 この路線は残っているのだろうか。

2008.5.25
アメリトレードにログインしようと思ったら、不条理なことに突然、セキュリティ強化のため 質問に答えてくださいという画面が出てきた。毎回ではなく、時々質問が使われるらしい。そういうわけで、英語力を試されてしまった。たくさんの質問があるうちから全部で4問の質問を選べるようになっている。中には「新婚旅行はどこに行きましたか。」などという質問があり、 大きなお世話だ、と感じた。「最初のルームメイトは誰ですか。」という質問には、文化の違いを 感じた。「日本には、ルームメイトという習慣は無い。」(There is not a custom to have a roommete in Japan.)と英語で回答しようかと思ったぐらいだ。(システム的には日本語で回答しても問題は無い。) アメリトレードはアフガニスタンのような発展途上国でも口座を開けるので、「好きなテレビ番組は何ですか」と聞かれても、テレビは持っていないと回答するしかない人がいるかもしれない(テレビは無くてもインターネットはできる環境にあるかもしれない!)や「好きなスポーツチームのマスコットは何ですか。」 と聞かれても、 好きなスポーツチームはあったとしても、マスコットまでは無いかもしれないなど、世界にいる様々な人々に思いを馳せた。

2008.5.11
Middle East 56
TOAWの第二次中東戦シナリオ。イスラエル軍を担当すると異様に難しい。 ゲーム終了時に3つの拠点のうちの2つを占領していれば勝ちなのだが、兵力配分が少しでも 違うと勝てなくなってしまう。 試しに、コンピューター同士で戦わせても、エジプト軍が勝ってしまう。歴史を再現するという 意味では間違っているような気がする。

2008.5.11
ゴールデンウィーク中に、ホームページに載せようと思って「不審者追放」の旗の写真を撮った。その後、 まるで見透かしたように、不審者が起こした事件が大々的に報道されたので、企画倒れになった。 それにしても、不審者という言葉は、暴力団や新興宗教とは違い、見る人によって際限なく範囲が広がるので危険だ。

2008.5.11

珍しい食べ物飲み物の限界

岡山市の輸入雑貨の店「トレンド」にエスカルゴの水煮の缶詰が置いてあったので、迷った末に手を出してしまった。缶を開けると、殻が取られた状態のエスカルゴが大量に入っていた。殻が無く、目も出ていないため、 カタツムリには見えなかったが、気持ち悪い外見だった。食べてみると、あまり歯ごたえがなく、少し泥臭かった。味というほどの味は無かった。カタツムリのイメージがあるため、食べるときも注意深くなり、 なかなか飲み込めず、噛む回数が多くなってしまった。このような食べ方をすると、それほど不味くないものでも不味く感じてしまうのではないだろうか。

3匹食べてもういいと思った。しかし、缶の中にはまだ30匹 以上残っていた。僕の場合、買った食べ物を捨てるという選択肢は存在しないので、スパゲッティ・ミートソースと混ぜて食べることにした。エスカルゴの食感はマッシュルームに近いので、できるだけスパゲッティでエスカルゴを覆い、マッシュルームだと自分に言い聞かせて食べた。そんな時、ジャリと砂の音がすると、やはりカタツムリだと思い、急に飲み込みにくくなった。そのような苦労をしてついに完食した。 大学時代から珍しい食べ物飲み物を収集してきた中で、最もつらい体験だった。
しょうもない企画の犠牲になったカタツムリに合掌。


2008.4.13
今年で戦後90年、第一次世界大戦の。

〔戦略・戦術。兵器詳解〕図説 第一次世界大戦

パソコンゲームの影響で第一次世界大戦にも興味をもち、 歴史群像シリーズの第一次世界大戦版があったら読みたいと 以前から思っていた。どうしても出なければ、英語版でもいいので、 個人輸入で外国から取り寄せようと思っていた。 別に僕が出版社に要望したわけではないが、2月に書店で見つけた。 値段は高いが、マニアックすぎて、古本屋に出回ることはまず無いと思うので 新品で買った。

今までも、第一次世界大戦という題名の本はあったが、ロシア革命の記述が半分ぐらいを占めていた。 第一次世界大戦について、会戦ごとの経過や、戦術、兵器について詳しく書いた本で、イラストや写真 が多い本はこれが最初ではないだろうか。

第一次世界大戦時のフランスの総人口は3900万人、動員兵力は860万人、死傷者は570万人 との記述がある。 (ちなみに太平洋戦争時の日本の総人口が7000万人、動員兵力が700万人) 成年男子の何%を動員したことになるのだろうか。しかも、その戦い方が異常だ。 ソンム会戦の記述では、規則正しく横隊を組んで防御陣地に向かって正面からノロノロと接近し、 大砲と機関銃になぎ倒されたとある。こんな方法でイギリス軍は1日に5万7千人の死傷者を出した。 余りの人命の軽さに衝撃を受けた。

第一次世界大戦の写真とイラストは見ごたえがある。戦車、飛行機、兵士の制服は第二次世界大戦とは一味違う趣がある。


2008.4.13
圧力鍋が壊れたので新しいものを買った。 思えば、圧力鍋は結構使っている。くず野菜カレーを作ったり、豆を茹でたり、じゃがいもを茹でたり、 親鳥かしわ肉を茹でたりしている。圧力鍋の3,7リットルで安いものを探して、ホームセンターを何店も 回った。最近、余り圧力鍋で魚を調理していないような気がする。缶詰並に骨を柔らかくする方法 について研究してみたい。

2008.3.30

『波乱の時代』(グリーンスパン回想録)

もし、グリーンスパンが1987年から2006年の間、日銀総裁だったとしても、日本の経済成長率は それほど変わらなかったと思う。

グリーンスパンは在職中、主にインフレ対策をやっていた。アメリカのインフレ率は、1980年代 には2桁だったものが次第に低下して、2004年には2.7パーセントになった。グリーンスパンは、 金利を下げて、財政赤字を増やしても、デフレが続く場合にどうすればよいか知らないようだ。 そのことを端的にあらわしているのは次の文章だ。

しかし、2003年になると、景気の落ち込みとディスインフレが長期にわたって続いてきたため、 FRBはさらに変わった危険を考慮せざるをえなくなった。物価が下落する現象、デフレーションで ある。つまり、13年にわたって日本経済の沈滞をもたらしていたのと同様の悪循環に、アメリカ経済が 陥る可能性だ。これはきわめて心配な問題だった。現代の経済ではインフレが慢性的な頭痛のタネに なっており、デフレはめったに見られない病だ。アメリカはもはや金本位制を採用していない。 不換紙幣のもとでのデフレは、考えられないことだった。デフレに陥りそうな状況になったとしても、 印刷機をまわしてデフレの悪循環を防ぐのに必要なだけの紙幣を供給すれば問題は解決する。 そうわたしは考えてきた。だが、この確信は揺らいでいた。この時期、日本はいってみれば、通貨供給の 蛇口を全開にしている。短期金利をゼロにまで引き下げている。財政政策を思い切り緩和し、 巨額の財政赤字をだしている。それでも物価は下がりつづけていた。日本はデフレの軛から抜け出せない ようであり、1930年代以降にはなかったデフレの悪循環に陥っているのではないかと恐れているはず だと思えた。

1990年代の日本で起こったことは、グリーンスパンにとって確信が揺らぐほど異常だったようで、 有効な解決策も持っていないようだ。


2008.3.30
突然、通勤上の必要に迫られ、車を買った。(実家から有料でもらった。)車の名前を言うだけで、 どんな車か分かる人が、かなりの割合でいるのが不思議だ。維持費のことを考えると、原付のほうが 良かったかもしれない。

2008.3.16

『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見』

世界各国を旅行して、投資に適しているかどうかを解説する内容。アフリカやロシアに関する解説 は素晴らしいが、本国アメリカの分析は変だ。1990年代にアメリカ株が上昇したので、上昇する前に買っておけば良かったなどとは書いていない。書いているのは、グリーンスパンとインターネットバブルに対する罵倒ばかりである。1990年代、グリーンスパンはドル紙幣を刷ってばら撒き続け、インフレは止まらなかった。統計上、インフレ率が下がったのは、クリントンとグリーンスパンの 下でインフレの計測方法が変えられたからだと書いてある。

しかし、僕には1990年代のアメリカの経済成長が嘘だとは 思えない。統計数字を全く信用しなくても、個人的な体験から、1990年代のアメリカは繁栄していた と思える。 1990年代にはウィンドウズ95の騒ぎがあり、インターネットが普及し始め、パソコンの性能は 異常な速さで上がった。インターネットはアメリカ起源であり、ウィンドウズはアメリカの企業が作っている。 だから、アメリカのIT関連企業は多額の利益を上げたに違いない。 IT企業の株価上昇が極端だったとしても、インターネットの普及は否定できない。筆者は、 あまりに長い間、各国を回っていたため、アメリカのことが分からなくなってしまったのではないかと思う。


2008.3.16
Steel Panthers Main Battle Tankのイラク戦争のシナリオをやってみた。 米軍と武装勢力がイラクの都市で戦う設定だ。武装勢力のトーチカは実に手ごわい。防御力が 高いうえに、RPGを装備しているため遠距離から戦車を撃破できる。トーチカに対抗する上で、 空対地ミサイル、マーベリックが役に立った。トーチカは構造上、正面の防御が弱くなっている。 だからと言って歩兵や、戦車が正面から攻撃すると、逆に攻撃を受けてしまう。そこで飛行機を使えば 一方的に攻撃できる。爆弾では上からしか攻撃できないが、ミサイルなら正面から攻撃できる。将来的には対空ミサイルを装備したトーチカが出てくるのだろうか。

2008.3.2

寒いと動かない

冬もそろそろ終わりだが、今年の冬もLANアダプタは寒さのため調子が悪くなり、インターネット接続が難しくなった。もはや毎年恒例行事と化している。今年は、LANアダプタを暖めることにした。こたつでタオルを温めて、そのタオルでLANアダプタを包むと調子が良くなる。機械なのに、どことなく人間味が感じられて面白い。

2008.3.2
『雇用・利子および貨幣の一般理論』は極度に読みにくい。要素費用、主要費用、補足費用等 聞き慣れない言葉が多く、頭が混乱する。1段落読むごとに一休みしなければ読み進めることができない。 金融商品の取引の経験が無い人が、大学の経済学部に入って、いきなりこの本を読まされたらかわいそうだ。

途中までしか読めていないが、僕の疑問が一つ解けた。その疑問とは、ガソリンや穀物などを将来に 備えて買いだめしておくことは、経済学ではどのように扱われているのかということだ。答えは、消費である。ケインズは、消費を「A−A1」と定義している(A1の1は小さい文字)。Aは全ての企業の売上高を意味し、A1は全ての企業が他の企業から買ったものの価値を意味する。ガソリンや穀物を買ったら、企業の売上になるから、Aになるが、誰かに転売しない限り、A1にならない。ガソリンをいつの時点で燃やしても、燃やさずに持ったままの状態でも、A1にはならない。したがってガソリンや穀物を将来に備えて買いだめすることは消費になる。

「消費は美徳」や「貯蓄は必ずしも美徳ではない」という主張をケインズの解説書で見かけたことがあるが、この場合の消費や貯蓄という言葉の意味は、僕がイメージしていたものとは違うことが分かった。

話は変わるが、スーパーに行くと日清シスコーン(コーンフレーク)の価格が約10パーセント上がっていた、スーパーの小売価格は日々変わるが、1箱270グラムが240グラムになったのだから間違いなく 値上がりしたと言える。 日清シスコーンの賞味期限は1年なので、値上がりする前に1年分買いだめしておけばよかった。きな粉を1年分買いだめ しようか。


2008.2.15
課内旅行で大阪に行った。自由時間に大阪の紀伊国屋書店とジュンク堂書店で経済関係の本を探した。 外国の株式入門書は、中国株、インド株、タイ株、ベトナム株、ロシア株があり、さらにエストニア株 の本まであったが、アメリカ株の本が無かった。僕は、アメリカ株に投資する必要上、 アメリカの有名な上場企業を大まかに 解説した本を買いたかったのだが、手に入らなかった。仕方ないので『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』、『波乱の時代(上)』(グリーンスパン回想録)、『雇用,利子および貨幣の一般理論(上)』(ケインズ著・岩波文庫)を買った。面白い組み合わせだ。

2008.2.1
珍しい食べ物飲み物追加

2008.2.1
ラ・ムーの削り粉は80g100円だった。いっぺんに削り粉6袋を買った。帰って、早速、削り粉焼きを作った。

その日はラ・ムーの安さが非常に強く印象付けられた。380グラム100円のジャムや1箱178円のコーンフレークがあった。今までは、ニシナとマルイに主に買い物に行っていたが、今後はニシナとラ・ムーに買い物に行くようにしようと思う。

2008.1.20

ヘロドトス『歴史』

西洋最古の歴史書といわれ、ペルシア帝国対ギリシャの戦争を扱っている。某ホームページで、ペルシア軍500万という記述があると知り、前から読みたいと思っていた。ちゃんと、

かくしてダレイオスの御曹子クセルクセスの統率の下にセピアス岬とテルモピュライに達した総勢は、 528万3220名に上ったことになる。

と書いてあった。
バルバロッサ作戦(第二次世界大戦時のドイツ軍によるソ連侵攻)の動員兵力が500万だったと思う。

ギリシャに関することはかなり現実的なことを書いているが、遠くの地方にいくにしたがって記述がいい加減になる。インドに関する記述は特に変で、
インドの東の端は砂漠で、その先には人が住んでいない。
インドには犬と同じぐらいの大きさの蟻がいる。その蟻は金塊を運ぶ習性があり、 インド人はその蟻をだまして金塊を取るため、インドには金が無尽蔵にある。
などと書いてある。
その後に、インド人は木の実から毛をとり服を作るという表現(綿花のこと)があったが、嘘に思えてしょうがない。


2008.1.20
ニシナから削り粉が消えた。以前から削り粉の場所が空になっていたが、 今週、ついに煮干粉がをその場を占拠してしまった。削り粉は、70g103円、煮干粉 は80g155円で、明らかに、削り粉のほうが安い。 削り粉は安く栄養価が高いため、毎週のように買っていた。普通の家庭では、削り粉はお好み焼きや たこ焼きにかけるぐらいしか使いみちが無いと思うが、僕は削り粉と小麦粉と卵(最近は野菜を刻んで入れる)を混ぜて、フライパンで焼いて食べていた。そして、それを、削り粉焼きと呼んでいた。 他の店で削り粉を買いだめしようと思って、アルネ1階の食品スーパーで探してみるとと、 かつお粉があった。しかし、40g155円で削り粉とは勝負にならない。ラムーなら安い削り粉があると思う。次はラムーに行く予定。

2008.1.6

マット・ヘイグ『あのブランドの失敗に学べ 世界で笑われた有名企業60の恥事例』

コカコーラがニューコーラを出して失敗したとか、ハーレーダビッドソンが香水を出して失敗した 等の事例が書かれている。何でもかんでもブランドで説明するので、論理に無理があるが、 アメリカのITバブルの話が面白かった。ITバブルは1990年代のアメリカの好景気の最後に起こった。

アマゾン・ドットコムの成功を見て、ある人がブー・ドットコムというインターネットでスポーツウェアを販売する会社を設立した。 インターネットビジネスでは最初に参入した企業が一人勝ちすると主張して、JPモルガンやゴールドマン サックスのような有名企業から資金をかき集めた。しかし、事業を立ち上げた1999年11月の売上が20万ドルだったのに対し、同じ月に2000万ドルを広告宣伝費や創業者のぜいたくのために使ってしまった。しかも、ホームページを余りに凝ったつくりにしてしまい、トップページを閲覧するのに3分間 待つ必要があった。このような会社が長く続くはずがなく、ついに2000年5月に破産してしまった。

またある人は、ペット・ドットコムというインターネットでペットを販売する会社を設立した。 ペット・ドットコムは、派手な 広告宣伝で一躍有名になったが、 同業他社との値下げ競争の末に短期間で破産してしまった。

筆者は次のようにまとめる

ペット・ドットコムはブー・ドットコムと同様、成功するブランドは確かなビジネスプラン に基づいていること教えている。その企業の広告やPRがいかに効果的であるとわかっても、 自社を商品とサービスの点で差別化できなければ、また、付加価値をつけられなければ、 どうすることもできない。

まるでライブドアのことを言っているようだ。 この本の日本語版は2005年3月に出されている。 この本がもっと読まれていれば、あれほど多くの人がライブドアにだまされることはなかっただろう。


2008.1.6
Battleground

ここが変だよイギリス軍

カトル・ブラの戦い(フランス軍担当)

・軽歩兵を余り散兵にしない
・過剰に白兵戦を好み、その結果、周りを取り囲まれて降伏する

結果的に損害比1万6千対3千7百になり、拠点の攻略はできなかったが、一方的に勝った。反省点としては、 騎兵を両翼に配置し、より広範囲に展開してイギリス軍を包囲する形にもっていけばよかったと思う。

冒頭の散兵とは、歩兵が散開して戦うという意味だ。前近代の戦争では、一般的に歩兵は密集して戦っていた。密集しないと騎兵が突撃してきたときに対抗できないからだ。当時は、密集した歩兵が、槍、または銃剣をハリネズミのように構える方法でしか騎兵に対抗できなかった。近代になって、銃や大砲が発達 すると、銃だけで騎兵を撃退できるようになり、また、密集すると銃や大砲による損害が大きくなるので、 散開して戦うようになった。ナポレオン戦争はちょうど、密集から散開への過渡期にあたり、密集した歩兵と散兵が混在している。ナポレオン戦争を扱ったゲームは多いが、この散兵戦術が再現されているゲームは 余りない。ゲーム上で散兵は、大砲や銃による攻撃によく耐えるが、騎兵に対して弱くなっている。


2007.12.23
僕が買ったアメリカ国債が初の満期を迎えた。アメリカ国債に投資した資金の約半分を1ヶ月ものの国債で運用している。ちゃんと利益が出ているか確認した。国債1bondあたり2ドル49セント利益が出た。 国債1bondは1000ドルなので1ヶ月で0.249パーセントの利益が出たことになる。 年利に換算すると何パーセントの利益だろうか。

1000×(1.00249)12乗=1030.293

つまり、複利計算をすれば、1年で3パーセントの利益が出ることになる。ただし、満期が来ても自動継続は無いので、毎月、買い注文を出さないといけない。買い注文を出そうとすると、利回りが2.4パーセントに下がっていた。2ヶ月後に満期を迎える国債が2.8パーセントだったので2ヶ月ものの国債を買った。


2007.12.23
Steel Panthers Main Battle Tank

ベトナム戦争を扱った「Hill 63 Task Force Dorland Attacks」が非常に難しい。ベトコンが強すぎる。 ジャングルで見通しが効かないため、発見しにくく、防御力が異様に高い。さらに強調すべきは、 RPG−7とRPG−2の強さだ。装甲兵員輸送車はともかく、戦車ですら簡単に撃破してしまう。 それでも、 RPG−2は以前、タリバンが使っていたのを(もちろんゲームの中で)見たことがあるので、 、どういう兵器か分かっていた。RPG−2は射程が短いので、150m(ゲーム中では3マス) 離れて撃ち合えば心配ない。しかし、RPG−7が300mの距離から戦車を撃破したのは 信じられなかった。 遠距離から撃ち合えば戦車の方が有利だが、ジャングルのような見通しの きかない地形ならRPGが有利だ。映画「ブラックホークダウン」で、ソマリアの武装勢力が 市街戦で、RPGを使って米軍のヘリコプターや装甲車を撃破するシーンがある。 ジャングルも市街地と同じく見通しが悪いため、よく似た展開に なった。

WikipediaでRPG−7を調べると、

RPG-7は、構造単純、取扱簡便、低製造単価、しかもそのわりに高い威力を発揮するため、アサルトライフル・AK-47と同じく発展途上国の軍隊やゲリラなどにより幅広く使用されている。少なくとも40カ国が正規に採用しており、様々なモデルが9カ国以上で生産されている。特にこの兵器によってゲリラやテロリストが容易に戦車をも破壊しうる火力を持つ様になった事が、いわゆる低強度紛争(LIC)の活性化の要因の一つとなっている。

と書いてあった。こんな兵器が開発されたので、世界中でゲリラやテロリストの活動が活発になったということだ。実に勉強になるゲームだ。


2007.12.9
テレビをオフタイマーにしてテレビを見ながら寝る人は結構いると思うが、 僕は最近、パソコンにイヤホンをつけてインターネットラジオを聴きながら 寝ることが多い。それでは一晩中パソコンの電源が入ったままなので 電気代が無駄になっていた。パソコンにもオフタイマー機能があれば、 と思ってインターネットで探してみると、 オフタイマーのソフトウェアが インターネット上に無料で公開されていることが分かった。 普通のパソコンの使い方をする人には必要ない機能かもしれないが、 僕にとっては便利だ。

オフタイマー公開場所


2007.12.9

抹茶カフェオレ


抹茶+牛乳+コーヒー。 抹茶の香りとコーヒーの香りを同時に楽しめる。自分で作ってみようとして、緑茶にインスタントコーヒー の粉を混ぜてみた。しかし、コーヒーの香りが強すぎて緑茶の香りが消えてしまった。抹茶カフェオレ の発想は安易だが、混ぜ加減が難しいことが分かった。

2007.11.25

法の死滅

wikipediaを漫然と見ていたら、次のような文章を見つけた。

法の死滅(ほうのしめつ)とは、マルクス主義法学の法律観の一つで、国家及び法律は、階級とともに発生したものであり、社会が共産主義の段階まで進んで商品の取引交換や階級対立が消滅すれば、国家も法律も不要となり死滅していくという考え方。
ソビエト連邦のパシュカーニスらによって積極的に唱えられ、現在のソビエト法も「過渡期のブルジョワ法」であると位置付けられた。だが、スターリンが「一国社会主義」を進めていく過程においてパシュカーニスは「ソビエト連邦の転覆を企てる無政府主義者」として粛清の対象とされた。スターリン批判後も「国家の死滅が法の死滅には繋がらず、共産主義社会においても一定の法規範が必要とされる」とする批判も出されるようになった。

実に趣のある文章だ。非現実性といい、「共産主義」「ソビエト連邦」「スターリン」等の単語の配置といい素晴らしい。その辺りの歴史的背景が分からない人には、何のことやらさっぱり分からないだろう。 一見、複雑なことを言っているようだが、ゲゲゲの鬼太郎の主題歌の歌詞の「お化けにゃ学校も 試験も何にもない」程度の事しか言っていないような気がする。最近マスコミの論調が左に傾いてきているような気がする。僕のような資本主義に心酔している人間には、客観的な判断ができないのも事実だ。


2007.11.25
またThe Operational Art of Warをやっている。今まで、Crete41(第二次世界大戦のクレタ島攻防戦)でドイツ軍を担当した場合、全く勝てなかった。しかし、陸軍の1部隊だけに限定攻撃をさせて、戦闘解決ボタンを押して、空軍の支援を充分利用したら勝てた。(余りにゲーム的なので、説明が分かりにくい。)第二次中東戦争のシナリオも、空軍力で圧倒的に有利なのに今まで勝てなかったので、同じ方法を試してみたい。

2007.11.11
アメリカ国債を買った。6ヶ月後に満期を迎える国債で、 年利に換算すると4%の利回りになる。 TDアメリトレードのホームページに「To invest in a bond or CD, please call us at 800-934-4445」 と書いてあったので、買えるかどうか心配だったが、注文を出してみると、 すんなりと買えた。電話しないと買えないという意味ではなく、 ただの宣伝のようだ。手数料も分かりにくかったが、定率制だということが 分かった。0.2%のようだ。定率制だと、半年の国債を2回買っても、1年国債を買っても 手数料が変わらないのでありがたい。 国債が満期になったときに、金利がある程度下がっていたら、アメリカ 株を買おうと思う。

2007.11.11
珍しい食べ物飲み物追加

2007.10.28
この前米ドルMMFを解約した(2007.9.16の記事参照)結果、多額の米ドルが 運用されない状態で残ってしまった。アメリカ株の方は サブプライムや中国の関係で下がるか上がるか読めないので、 債券を買おうと思った。日本の証券会社で米ドル建て 債券を買おうと思ったら、窓口まで行かないといけないが、 TDアメリトレードならインターネットで買える。TDアメリトレードの口座に送金 するのに銀行の窓口に行く必要があったが、ロイズTSB銀行が海外送金代行サービスを やっているのを見つけた。これはロイズTSB銀行に振込みをすれば、あらかじめ登録しておいた 海外の送金先に送金できるようになっている。
つまり、ロイズTSB銀行で海外送金をして、TDアメリトレードで債券を買えば、 一切、金融機関の窓口に行かずに、米ドル建て債券が買えるようになる。

(現在、ロイズTSB銀行の登録が終了した段階で、実際に試すのは、これからなので、次回に続く。)


2007.10.28
Battleground

カトルブラの戦い(イギリス軍担当)
カトルブラの戦いはワーテルローの戦いの2日前にあった戦闘で、イギリス軍とフランス軍が戦った のだが、詳しい資料が手元に無い。このマニアックな戦闘が、Battlegroundに収録されていた。 フランス軍は騎兵が多く、イギリス軍は騎兵が少ないため、 川を防衛線にして、フランス軍の騎兵の 突撃を防ぐ戦法を使うと一方的に勝てた。日本の戦国時代の長篠の戦いを連想した。長篠の戦いは馬防柵が有名だが実は川も利用している。銃と馬があればどの地域でも同じことを考えるようだ。


2007.10.14
ドイツ製のキャベツの漬物「ザワークラフト」 ずっと前に新聞で紹介されて以来、食べたいと思っていた。キャベツを、かんなの様なもので薄く切り、 塩漬けにして、発酵させる。塩味がするのは当たり前だが、酸っぱいのは不思議だ。

2007.10.14
10月7日に、ふと思いついて池田動物園に行った。 全体的に檻が狭すぎる感じがした。 まるで囚人のようだった。檻に特定動物に関する説明が掲示してあり、 「人の生命、身体又は財産に危害を加えるおそれがある動物」 とあった。財産に危害を加える、とは一体何なのだろうか。檻から外に出したら、「使っても減らない お金」の勧誘を始めるのだろうか。 当然そんなことはなく、別のところに農作物を荒らすと書いてあった。

エコノミック・アニマルを収容した動物園は漫画のネタになるかもしれない。


2007.9.30
実家でデジカメをもらった。これでホームページに写真を載せることができる。 第一弾は珍しい飲み物。硬度1600のミネラルウォーター「ゲロルシュタイナー」 硬度1600は今まで見たものの中で一番高い。確かにミネラルの味がする。 ミネラルの味は塩の辛さに近い。しかし、少し塩の味とは違う。 ナトリウムやマグネシウムもミネラルの一種 だからだと納得した。


2007.9.30
江川達也『日露戦争物語』最終巻(22巻)をゲオで借りて読んだ。『日露戦争物語』は、このホームページで何回か取り上げていたが、最終巻が酷かったのは残念だ。まず、「21世紀の世界が目指すべき、平和で安定した未来の文化、江戸文化」という表現が唐突にでてくる。最終話の、某見開きは凄いことになっている。 「アメリカも日本人を支配し続けるため、巧妙に日本の歴史を改ざんし、日本の政党を影でコントロールし 、日本人の知識を低下させるプログラムを実行し続ける。」「とういつきょうかい KCIAの手先」 などという表現が続く。そして、長方形の物体に何かが当たって、爆風が発生した絵が書かれたコマが 出てくる。 物凄く雑な絵で、何が当たったのかも判別できない。 活字で「アメリカ、ニューヨークのビルがアラブ人に攻撃されたか、アメリカがわざと自分で壊してイラク攻撃の口実にしたかは定かではないが、いつまでも戦争はなくならない。」とあり、手書きの字で 「ドーン」「特攻」「攘夷でござる」と書いてある。 文字を読んでやっとアメリカ同時多発テロ事件の絵だということ が分かるが、それにしても長方形の物体はツインタワーにすらなっていない。戦時中と幕末の一部の日本人の狂信ぶりを風刺する意図でアメリカ同時多発テロ事件を引き合いに出すのなら少しは理解できるが、 作者自身が狂信の世界に浸かっているようだ。

編集部注:時代背景を説明するため、作品中に不穏当とみられる表現の箇所がみられる場合がありますが、当時の世相、史実にもとづいたもので作者に差別助長その他の意図はありません。
とあるが、

欲望と殺人と征服の野蛮な西洋列強の文明
卑怯で野蛮な西洋社会

この表現は差別を助長する意図があるのではないか。


2007.9.16
本当にあった怖い話

実は危ない米ドルMMF

米ドルMMFという金融商品がある。主に短期の債券に投資する投資信託で、米ドル定期預金よりも利回りがよく(年率4.6%)、いつでも解約ができ、価格が変動しないと宣伝されていた。非常に有利な金融商品だと思ったため、最近数ヶ月で投資額を増やしていた。実は米ドルMMFがサブプライム問題に関係していることが分かった。サブプライムローンは長期の金融商品で、米ドルMMFは短期の債券で運用しているので、一見全く関係ないように思えるが、考えが甘かった。

米ドルMMFの資産配分を見ると、約3分の1をCP(コマーシャルペーパー)が占めている。CPを インターネットで調べると、「ある程度の信用力を有する大企業が市場から短期資金を調達するために、発行する無担保の割引約束手形のことである。」と書いてある。これを読んで、ある程度の信用力を有する大企業なら安心だと思ってはいけない。東洋経済オンラインの記事によると、金融機関が子会社に サブプライムローンを譲渡し、子会社が、サブプライムローンを担保にCPを発行しているらしい。 そして、米ドルMMFの運用資産にそのようなCPが含まれているらしい。 これだけでは、にわかに信じがたいので、米ドルMMFの運用報告書の2006年12月末時点の 保有資産の欄を調べてみた。CPの欄に聞いたことの無い企業の名前ばかりが載っていた。 社名の中に「securitisation(証券化)」という言葉があり怪しさ満点だった。さらに、CP発行会社 名をインターネットで検索していると、資産担保コマーシャルペーパーの発行に関与しているとのロイターの記事が見つかった。多分、米ドルMMFが破綻しない確率のほうが高い と思うが、中国銀行の外貨定期預金よりは危ないので、米ドルMMFは全て解約した。

世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェットは、自分が理解できる 金融商品しか買わないそうだ。この原則の重要性を身をもって体験した気がする。

参考 サブプライムローンがMMFにまで混入〜各国中央銀行が大量資金供給した裏事情〜


2007.9.16
冬瓜の漬物を作ったときに、スイカの皮と似ている感じがした。 そのため、スイカ皮の漬物も作ってみようと思っていた矢先、実家からスイカをもらった。 早速、漬物を作ってみた(先に中身を食べたことは言うまでも無いが)。スイカの外側の薄く堅い皮を皮むき器でむいて、残った部分を包丁で 適当な大きさに切り、塩を混ぜて、ばね式漬物製造器で圧力をかけた。思った通り漬物ができた。 食べてみると、味が無かった。キュウリや白菜の漬物とは違い、それ自体が美味しいものではない。 今度食べるときはマヨネーズを和えて食べようと思う。

2007.9.2
インターネットの動画配信も、かなり一般的に普及してきた感じがする。 面白い動画を見つけた。

Do your best(腐女子ver

テニスウェアを着た美男子の踊り(テニスの王子様のミュージカルの一部と思われる。) に合わせて、腐女子の日常をテーマにした替え歌が流れている。歌詞の一部を紹介すると

突き刺さる視線の刃 乙女ロード
カートを引き行く先には 腐女子に満ち溢れてるはずさ

これと似た作風の動画が増え続けている。


2007.9.2
防虫剤「米びつ先生」の説明書に、米びつ先生を米びつに入れて、少し ふたを開けておくと虫が出て行く、と書いてあった。虫は食べるものが無く て、やがて死ぬと書いてあったが、死ぬまでの期間が思ったより長かったようだ。
ある夜、明かりを消して寝ようとすると、扇風機の羽に何かが当たる音が した。明かりをつけると、布団の上に5匹ぐらいの虫がいた。 米に付いた虫(ノシメマダラメイガ)が成虫になったものだ。 大きさは、米粒より一回り大きい。キンチョールで虫を追い払って明かりを消したが、また寄ってくる。 風が吹く方向に寄ってくる習性があるのだろうか。あたりを見回すと部屋中ノシメマダラメイガがいた。見る人によっては一種のホラー映画なのではないかと思ったりする。 その日は蚊取り線香を焚いて寝た。多分効果があったと思う。

2007.8.19
津山にラ・ムーが開店したので行ってみた。全部が全部他の店より安いわけではない。豆腐1丁28円と、 鶏肉100グラム39円は安いが、洗剤や牛乳は他の店と同じぐらいだった。まだ開店したばかりだから仕方ないのかも知れないが、半額の商品が無いのが残念だった。ニシナやマルイで、買い物をするときには半額のものを買う習慣がついているので、ラ・ムーで半額のものが無いと何を買ってよいのか分からなくなってしまった。ラ・ムーの商品より、ニシナの半額の方が安い。

2007.8.19
今年も米に虫がわいた。8月に入ってから、新しく「米びつ先生」を買ったが、効果は無かった。 米の中に虫が入ってくるのを防ぐ効果はあるようだが、既に虫が入っている場合は効果が無いようだ。 米を水洗いして、酢水に漬けて冷蔵庫で保存している。一日後、米が水を吸って水がなくなってしまった。

2007.8.5

中央公論社版世界の歴史『ムガル帝国から英領インドへ』

日本では、あまりインド史は知られていない。日本で出版される歴史小説も、日本史、中国史、ヨーロッパ史が中心で、インドを扱ったものは余りないと思う。日本、中国、ヨーロッパの歴史だけ知っている人は近代にヨーロッパが発展したのは国が分かれていたからだという考え方になりやすい。国が一つだと、貿易や技術開発を規制することができ、また、戦争がないため、軍事力の発展が止まると考えられる。 したがって、国が分かれていたヨーロッパでは、貿易や技術開発の規制が少なく、また、戦争が多いため、軍事力も発展したとされている。前読んだ『銃・病原菌・鉄』でもこの考え方がとられていた。 しかし、インドは違うようだ。18世紀初め、ムガル帝国が崩壊して、地方政権に分裂する。そして、18世紀中ごろにイギリスに征服される。国が分かれているのに、イギリスに征服されるとしたら、上の仮説は成り立たない。そして、なぜ、ヨーロッパが発展したかについて、全く別の説明が必要になる。

東インド会社株はイギリスの株式市場に上場されていて、東インド会社がインドの地方政権と戦争をして勝ったニュースが流れると、株価が上がったそうだ。軍事マニア兼資産運用マニアの僕としては憧れる状況だ。架空の世界でもいいので、植民会社を扱った小説や東インド会社経営パソコンゲーム(株式市場も再現)があったら面白そうだ。


2007.8.5
先週、冬瓜の漬物を作って食べた。冬瓜は冬の字が付くので、冬が旬だと思っていたが、実は 夏が旬だということが最近分かった。冷暗所で保存すれば冬まで持つので冬瓜というらしい。 未知の食材で、調理法が全く分からないので、インターネットで調べた。煮物や漬物や、千切りにして 塩でしんなりさせてサラダにするらしい。冬瓜は水分が多く、スイカの皮に似ている。スイカの皮の漬物も一度作ってみたい。

2007.7.22

逃げるイギリス軍

Battleground

ワーテルローの戦い(イギリス軍担当)
初心者なので、史実で勝った方を担当した。それにしてもコンピューターが強くない感じがする。 砲兵だけを援護もなく先行させて、騎兵に蹂躙されるに任せたり、歩兵が正面攻撃をかけたりする。 しかし、その正面攻撃で、フランス軍と少し接触しただけで、イギリス軍が算を乱して逃げていった。 アヘン戦争、太平天国の乱の時代の清軍を連想した。19世紀前半の軍隊はこんなものだろうか。 ゲーム的に説明すると、各部隊には部隊の質が9段階で設定されてあり、このとき逃げたイギリス軍は 、質が2になっていた。イギリス軍は数こそ多いが、質の低い部隊が多数を占めている。 この辺りは、史実ではどうだったのだろうか。


2007.7.22
個人輸入代理業者USA-GETに頼んでいた『Witch of Wall Street Hetty Green』が届いた。今後、じっくりと読んでいく予定。現在、金融商品以外に特に買いたいものがない状態になっている。(もちろん、食べ物や日用品は買わないと生活に困るが。)

2007.7.8
珍しい食べ物飲み物追加

2007.7.8

Battleground

Napol駮n「砲兵隊、撃て。」
砲兵将校「無理です。」
Napol駮n「いいから撃て。」
砲兵将校「前方に歩兵横隊がいるので危険です。」
Napol駮n「そんなことは、マニュアルにはどこにも書いていないぞ。」
砲兵将校「書いています。」
Napol駮n「どこに。」
砲兵将校「6.73を見てください。」

Napol駮n「射撃制限、歩兵横隊ユニットが同一ヘクスに複数存在する場合、先頭の横隊以外は射撃できず、 同様に先頭の横隊以外は正面からは射撃の直接的被害を受けない。 (また後方からの射撃の場合も同様に後尾の部隊のみ被害を受ける。)
と書いているだけだぞ」

砲兵将校「英語では、ちゃんと
If a hex contains more than one infantry line any unit behind the first line infantry unit cannot fire.The first infantry in line behind an artillery can fire,however.In short,no unit behind an infantry unit in line formation can fire.
と書いてあります。」

Napol駮n「・・・。」

上の英文の日本語訳
歩兵横隊が同一へクスに複数存在する場合、先頭の横隊の後ろのいかなる部隊も射撃できない。 しかし、砲兵の後ろにいる先頭の横隊は射撃できる。要するに、歩兵横隊の後ろにいるいかなる部隊も射撃できない。

英語の説明書と日本語の説明書で微妙な表現の違いがあり、ゲームに影響が出た稀な例である。 インターネット上で公開されているものは最新バージョンと書かれているので、元の英文が違うのかも知れない。

ゲームのルール自体は比較的簡単な気がする。TOAWのように 一年後ぐらいに新しいルールを発見して、 戦術が根本的に変わるということにはなりそうもない。


2007.6.24

最近、食生活の記事が少ないので不満な読者がいるかもしれない

スーパーで鯖のみりん漬けが半額だったので、久しぶりにグリルで焼魚を作ってみた。魚の下にスポンジが 敷いてあり、上げ底になっていた。焼魚を食べ、一部を次の日の弁当用に残した後、ふと、 残ったスポンジを見て何かに使えると思った。スポンジに台所用洗剤を含ませ、握ってみると、泡立ちが良かった。

きっと親切な人が、調理器具と食器を洗う時のことまで考えてスポンジを入れてくれたのだろう。


2007.6.24

個人輸入続き

外国製ゲームソフト「Battleground」が無事届いた。証券会社や純金積立と違って、個人輸入は 業者が有名ではないので、少し心配していたが、無事だった。ケースとCDが別々に梱包されて あり、ケースは割れていたが、CDは無傷だった。中古を買ったため、もともと割れていたのか、 輸送中に割れたのか分からない。また、説明書が付いていない。これは中古だから仕方ないのかも 知れないが、かなりゲームの起動に苦労した。説明書の一部日本語訳がインターネットで公開されているので、ゲームをする上では不便でない。また、文字化けてナポレオンがNapol駮nと表示されてしまう。 駮はハクと読み動物のまだら模様を意味するらしい。

2007.6.10

個人輸入

ナポレオン戦争を扱った外国製ゲーム「Battleground」が日本ではどうしても手に入らないので、 個人輸入をすることにした。インターネットで個人輸入を検索すると個人輸入代行業者のホームページ に行ける。手数料が高いので、 ゲームそのものの値段は57.99ドルなのだが、見積額は 1万3千円になっている。「Battleground」が無事届けば、 ヘティ・グリーンの伝記「Witch of Wall Street Hetty Green」 も個人輸入で買いたい。僕はゲームソフトや本しか買おうと思っていないが、 個人輸入代行業者のホームページ内のよくある質問に「銃の部品は代行してくれるの?」と 書いてあった。すごい発想をする人がいるものだ。

2007.6.10

陳舜臣『太平天国』

太平天国指導者たちの誇大妄想的な言動が笑えた。 洪秀全のせりふで、

「夢はそこで覚めました。私は枕もとにいた両親や兄にむかって、天父上帝は朕を天子に命じられ、 天下万国の人民を統治せよと申されたことを語ったのです。」

というのがある。他にも、 天父下凡とか天兄下凡といって、神やイエスキリストの霊が乗り移った芸をして、信者を激励したりする。 神は全知全能だから中国語が分かるかもしれないが、イエスキリストが中国語(しかも北京語では なく方言)で話すのは、どう考えてもおかしい。 太平天国軍は南京を攻略するまでは規律正しく、指導者も団結していた。しかし、南京攻略後、 急速に堕落して、味方同士で殺し合うようになった。日本では豊臣秀吉の例があるが、 農民から一代で皇帝になるような極端な立身出世には、落とし穴がある。権力を持つことで堕落してしまう。 権力を持つことに伴う堕落 を防ぐものは何だろうか、この小説の中では学問とされているが、本当だろうか。話は変わるが、 歴史関係のパソコンゲームで、地位が上がると能力が下がる設定があったらリアルになるのではないかと思った。

同時代のアメリカ皇帝(自称)ノートン1世が死んだときに

彼は誰も殺さず、誰からも奪わず、誰をも追放しなかった。彼と同じ称号をもつ者で、この点において彼以上の者はいなかった

と新聞記事に書かれたのを思い出した。同じ誇大妄想でも余りにも運命が違いすぎる。


2007.5.27

発起屋

株式投資入門書の歴史
和田貞吉『株式投資の予備知識』1926年(大正15年)

本の中に、どのようにして会社ができるかを説明した文章がある。以下引用する。

もう一つある、それは第一例の即ち発起屋が作る場合には、会社の基礎となるやうなものを発見し、 これを売つて利益を得たのだが、今度はそれを売らずに、先づ其れ等発明権とか鉱物、 粘土の出る土地とか水利権に就いて、その如何に有望なるかを宣伝すると同時に、 自分以外に発起人として、何々子爵、何々博士、何々大将と云ふ風に盛んに偉ら相な肩書きの ある人を担ぎ上げ、実業界の巨頭を賛成人に書き並べ、出駄羅目な目論見書を作り、大々的に 広告をして一般公募の形式を取つて、大会社を作り上げて了ふのである。 斯る場合発起人は、その会社創立が目的ではないのであるから、株に権利の付き次第之を売って儲ける のである。独占事業が世の批難をうけてゐる場合など、この方法を以て作り上げ、結局独占会社 に買収せしめて大儲けをする場合がある。
 此実例は明治四十三年に、東京瓦斯株式会社が東京市で事実上独占して居つた、瓦斯事業の大有望 なので、新たに千代田瓦斯株式会社が設立せられて、暫く競争の形であつたが、遂に同四十四年に 東京瓦斯へ買収せしめ、大儲けをした事が今尚記憶に存する所であらう。

これを読んで、余りにもライブドアの事例にそっくりなので驚いた。 発明権はインターネットに相当する。 テレビ局やプロ野球団は新規参入がきわめて難しい事で世の非難を受けていた。フジテレビにライブドア 株を売りつけて大儲けした点でも共通している。まさに歴史は繰り返すという他ない。


2007.5.27

中国バブルと笑いに走る僕

テレビ東京の株式ニュースで、中国経済がバブル化しているという話題が出てきた。上海A市場の 平均株価は1年半で4倍になった。その他の市場の平均株価も極端に上昇している。 中国市場は7割が個人投資家で、彼らは政府が自分たちに不利益なことはしないと思っているらしい。 バブルがあれば、必ず、思い上がった人間が馬鹿げた行動をする。中東のドバイでバブルが起こった ときには、ピラミッドや万里の長城など世界の有名な建造物を原寸大で再現し、一箇所に 集めた遊園地ドバイランドを作る計画を立てた。中国でも何か笑えることがないかと思って探してみた。 中国の国歌を替え歌にした株歌がインターネットや携帯電話で出回っているらしい。

起來,還沒開?的人們,
把処ン們的資金全部投入誘人的股市,
中華民族到了最瘋狂的時刻,
毎個人都激情地發出買入的吼聲! 快漲、快漲、快漲!
我們萬女、齔S,懷暴富的夢想,
前進!前進!前進!進!進!

立ち上がれ、まだ口座を開いていない人民よ
魅力的な株式市場に資金を全部投入しよう
中華民族狂気の時間
人民の熱烈な買いの怒号が鳴り響く
  (株価よ、)すぐ上がれ、すぐ上がれ、すぐ上がれ!  
突然大金持ちになる夢を抱き、
前進! 前進! 前進! 進め! 進め!

参考: 中華人民共和国の国歌

国を挙げて株式投資に熱狂している感じが伝わって 笑える。中国バブルが崩壊したあと、改めてこの歌を見ると一層笑えるだろう。


2007.5.13
株式投資入門書の歴史
和田貞吉『株式投資の予備知識』1926年(大正15年)

インターネットの古本屋で買った。1000円で買ったが、 本の奥付に定価金2円50銭と書いてある。実に80年で400倍の値上がりである。 たいていの商品が時間がたつごとに価値が低下する (例えばゲームソフトの中古買取価格は時間がたつごとに下がっていく。) のに、不思議でたまらない。実際問題として古本屋が2円50銭で本を売っても儲けにならないし、 そもそも50銭のお釣りをどうやって返すのかということになる。
内容の紹介は次回。


2007.5.13
珍しい食べ物飲み物追加

ブログ風のホームページにすると、珍しい食べ物飲み物が表現しにくい。以前のように 表に一行一行追加していく方がすっきりして見やすい。一つの食べ物に一つの記事を当てると、 後で見にくくなってしまう。デジカメを買って、珍しい食べ物飲み物の 写真をつけるのもいいかもしれないが、デジカメを 他に使うことがないので買わない。


2007.4.29

株主様、新兵器「アルマジロAM-7D」を開発しました

配当利回りの高い会社を探していたら、蔵王産業を見つけた。 ビル用の掃除機を輸入して売っている会社なのだが、掃除機の名前が少しおかしい。 有価証券報告書内の会社沿革をみると

平成11年9月、搭乗式中型動力清掃機「マグナム」の販売開始、搭乗式自動床洗浄機「スクラブセブン」の販売開始
平成14年8月、搭乗式自動床洗浄機「スマイル」の販売開始
平成17年4月、搭乗式中型動力清掃機「アルマジロAM-7D」の販売開始

とある。名前から「メタルマックス」のような近未来系ロールプレイングゲームの世界観を連想してしまう。 研究開発活動の部分を見ると、

当社の研究開発は、商品開発部が担当し、ユーザーニーズに沿った機器の 開発を国内外の協力メーカーと綿密な打合わせを行いながら進めております。当期の主な成果としましては、搭乗式中型動力清掃機「アルマジロAM7D」 等、数機種に及んでおります。

シミュレーションゲームなどで、研究開発費を使うと、「○○を開発しました」というメッセージが 出るのを連想してしまう。

最大の輸入先はイタリアである。イタリア人には勤勉でないイメージがあるので笑えてくる。

それでも、業績は非常に良く、2000年からずっと増収増益で、無借金に近い。 僕は今後、円高になると予想している。トヨタ、ホンダ、任天堂など日本の企業は輸出中心で 円安になると有利なものが多いので、円高になると有利な企業を見つけておいて損はない。 また、グッチやフェラーリはイタリア製なので、イタリアの製造業も馬鹿にできない。

昔、シートゥーネットワークという食品スーパーの 会社があった。そこでは、社長が店を回って「異常さが足りない、もっと 異常な店にしろ!」と言い、店長は競って店内放送でラップを流したり、ものまねを流したりしたらしい。 それでも業績が良かった。 残念ながら、外資系企業に買収されて、上場廃止になった。


2007.4.29

ヨモギでジャムを作る実験

以前、輸入雑貨の店でルバーブジャムを買って食べた。ルバーブは道端に生えている雑草である。 というのを、食べれる野草の本で見たことがある。雑草でジャムが作れるなら、ヨモギでジャムが 作れないかと興味を持った。朝食の練りきな粉は、ジャムとの相性がいい。また、ヨモギは健康に良い。

近くの川辺でヨモギを取ってきて、塩茹でしてアクを抜き、酢と大量の砂糖を混ぜて煮詰めてみた。 全然、固まらなかった。インターネットで調べると、ジャムが固まるには酸と砂糖とペクチンが必要 と書いてあった。ペクチンが足らないのかと思い、インターネットからの情報をもとに、りんごを買って、 りんごからペクチン液を作って入れてみた。それでも、全く固まらなかった。 大量のヨモギのシロップ漬けができてしまった。練りきな粉に混ぜるだけならシロップ漬けでも いいので、次の日、練りきな粉に混ぜてみた。ヨモギの繊維が堅くて口の中に残った。 捨てるという選択肢は最初から考えていないので、 毎朝、少しずつ練りきな粉に混ぜて食べていこうと思う。


2007.4.15
「Europa Universalis 2」を出している会社が19世紀〜第一次世界大戦を 扱った「ヴィクトリア」や中世を扱った「クルセイダーキングス」 第二次世界大戦を扱った「ハーツオブアイアン」を出している。そして有志のゲームマニアが これらのゲーム間でセーブデータを引き継ぐプログラムを作ってインターネットで公開 するようになった。ゲームの中で近代インカ帝国や近代アステカ帝国がが実現したら面白い。 日本語で検索すると近代東ローマ帝国を見つけた。英語で検索するともっと面白いものが 見つかるかもしれない。Europa Universalis 2でネイティブアメリカンの一部族で 世界征服寸前まで実現した記録が公開されていたり、ハーツオブアイアンで満州国で日本を 占領した記録が公開されていたりする。読むのは面白いが、 ゲーム内で自分がやろうとしている事が、すで誰かによって実現されている場合もあるので 、ゲームをしようという意欲は損なわれる。

2007.4.15

不思議な額面主義

株式投資入門書の歴史
1981年『証券蘭の見方/読み方』日興リサーチセンター編

僕が株を始めたころは、まだ会社四季報に額面の記載があった。現在は商法が改正され、 額面は廃止された。 額面とは、株券に印刷されている金額のことで、1株50円とか500円などがあった。 本の中に

「昭和40年代の前半までは、有償増資といえば、ほとんど全部が額面発行増資であった」

との記述がある。額面発行増資とは株価にかかわらず、株主が額面で新株を買うことが出来る 方式だ。時価500円の株を1株50円で買えれば、大変な得をすることになる。さらにすごいのが 、時価発行の記述で、

「また発行会社は、時価発行によって、額面と時価の差額をプレミアムとして 取得するが、そのプレミアムもある一定期間の後には、株主に無償交付という形で還元することも 必要である。」

と書いてある。額面が50円で時価が500円の株があったとすると、 一株あたり50円を設備投資にまわして、残りの450円を株主に返すことになる。 これでは、設備投資がしたかったのか、株主にお金を配りたかったのか分からなくなってしまう。 額面が50円で時価が500円という例えが極端なのだが、2000年の時点ではそうなっていた。 この本は1981年の発行だが、 バブル期になると、額面発行も、時価と額面の差額を株主に返すこともなくなってしまったらしい。


2007.4.1

オーギュスタン・ティエリ『メロヴィング朝史話』

『ローマ人の物語』を全巻読んでさらに続きが気になる人、『ローマ人の物語』の16巻が出るのを待っている人におすすめの本である。19世紀にフランスで書かれた本を第二次世界大戦時にベトナムに行った 日本人が持ち帰って翻訳したらしい。そのため文明開化という言葉が少し変な用法で使われていたり、 夷狄民族という表現が出てきたりする。

西ローマ帝国滅亡後のガリアでは、都市にローマ人居住区が設定され、その中での行政や裁判は ローマ人が行ったらしい。教会関係者は独自に宗教裁判があった。また、教会の敷地内に入った人は たとえ犯罪者であっても処罰することができなかった。だからといって、教会の権力が強いわけで はなく、破門された人がのうのうと生きていたり、キリスト教に帰依した国王が一夫多妻制だったりする。 結局、誰が一番権力が強かったのか分からない状態になっている。その中で、最も権力の強いはずの ネウストラシア王キルペリクは非常に情けない人物として表現されている。妻の尻に敷かれ、戦争をすれば負ける。きわめつけなのが、気まぐれから学問を始めたキルペリクがカトリックの三位一体説を否定する学説を思いつき、司教に異端だと言われて、けんか別れしたあと、他の司教に聞いてみたが、やはり異端だと言われて、小さくなってしまうエピソードである。 よくこんなマニアックな本が図書館にあったものだと思う。


2007.3.18
インターネットで買い物をするときに、IDとパスワードを登録する必要がある。僕は、株式や純金積立の口座を守る必要上、パスワードを全部 違うもので登録している。その結果、数年間使っていない店の パスワードとIDを完全に忘れてしまった。登録手続き自体はそれほど 難しくないので、パスワードを思い出すことをあきらめて、再登録しようと思う。 一人で何回も会員登録する人がいるので、 、インターネットの店の会員数の統計はあてにならないような気がする。

2007.3.18
NHKの朝のニュースで、ベネズエラのチャベス政権のことを、新しい社会主義と言っていた。 とうとう社会主義が肯定的な意味合いで使われるようになってしまった。 ロシアのアネクドートを2つ連想した。

社会主義は、資本主義から資本主義に至る最も長く険しい道のりである。

資本主義は、人民の人民による搾取である。
社会主義はその逆だ。


2007.4.1
パソコンを買ってから4年近くたつのに、全然時代遅れになっていない。パソコンの進歩が止まってしまったような感じがする。 次にパソコンを買うのが、いつになるか分からないが、次はノートパソコンにしたい。部屋が狭いので、デスクトップだと 空間を使いすぎる感じがする。冬は寒いので、パソコンのキーボードとモニター(ブラウン管)を延長コードでこたつの上まで持ってきて使っているが、 モニターがひっくり返ってしまうおそれがある。パソコンゲームも、映像が地味な外国製のゲームを好むようになり、高性能なパソコンを必要としなくなった。 パソコンを買った当初はマザーボードやCPUの交換を考えていたが、自分でするのはメモリの増設程度で十分な気がしてきた。

2007.3.4
世界同時株安のニュースを見て、アメリカ株の平均PERと平均配当利回りを知りたくなった。 日本語で直接検索しても見当たらなかった。そこで、日経新聞に日本株の平均PER と平均配当利回りが掲載されていることを思い出し、ウォールストリードジャーナル のホームページに行ってみた。ダウのPERが19.4で平均利回りが2.25で、S&P500の 平均PERが17.9で平均利回りが1.77だった。ヤフーのニュースでは、実体経済とかけ離れた株価 といわれていたが、全然そんなことはないと感じた。しかし、後になって自分の間違いに気付いた。 アメリカの金利が高いことを見落としていた。日本の感覚では配当利回り2.25は割安だが、 アメリカの1ヶ月定期預金金利は3.7パーセントである。(1年定期預金はもっと金利が高いはず) アメリカ人は株を売って定期預金にした方が有利だと感じるのではないか。

2007.3.4

斉藤孝『スペイン戦争』

TOAWの影響でスペイン内戦の本が読みたくなった。スペイン内戦は1936年から1939年に かけて、左派の人民戦線政府と、フランコ将軍を中心とした右派の反乱軍とが争った。 この本は、真の反戦文学だと思った。日本で反戦といえば、左翼を連想するが、スペイン内戦では左翼勢力は戦争の一方の当事者である。この左翼勢力がろくなことをしない。当時のスペインの左翼勢力には、 大きく分けて共産党とアナーキスト(無政府主義者)がいた。まず、共産党は粛清をする。味方の多数に無実の罪を着せて拷問をして殺した。一方、アナーキストは捕虜を直ちに銃殺する。あるアナーキストは外国のジャーナリストに捕虜を殺したことを自慢げに話し、話を聞いたジャーナリストが笑わないことを不思議がったそうだ。 それではフランコ将軍が正義かといえば、そんなことはない。ヒトラーとムッソリーニの支援を受けて 戦い、史上初の無差別爆撃を行った(このとき芸術家のピカソは無差別爆撃に抗議して「ゲルニカ」を描いた。)フランコ陣営で、最もひどいのが、「ラジオ将軍」ケイポ・デ・リヤーノである。彼は毎晩10時 になると、酔っ払いながら低劣な宣伝放送を行った。マルクス主義者は猛獣である、マルクス主義から スペインを救うためにはスペイン人の大半が殺されてもいい、という演説だったそうだ。 本の中には明記されていないが、 正義はどの陣営にもなく、ひたすら残虐行為が繰り返されるのが戦争だという主張が読み取れる。

本の中に、

フランコが憎んだのは「フリー・メイソン」であった。かれは、自由主義者を目の敵にして、「赤」 も自由主義も「フリー・メイソン」の産物だという単純な考えを持っていた。

10月16日、スターリンはスペイン共産党の指導者ホセ・ディアスに「スペインの闘争は 先進的・進歩的な全人類の共通の大義である」という電報を送った。

  といった一節が含まれていて、思わずニヤリとしてしまった。当人は冗談ではなく真面目にやっている のだから、とんでもない結果になるに決まっている。

当時のスペインは英米仏独よりも後進国で、アジア諸国よりも先進国である点で日本と共通しているので、 スペイン内戦は、日中戦争や太平洋戦争を考える上で参考になると思う。また、スペインは、 第二次世界大戦では中立を守り、フランコ将軍の独裁体制が1975年まで続いた。これも、 もし、日本がアメリカと戦争をしなかったらどうなったのかを考察する上で興味深い。


2007.2.15

日本株がバブルなら外国株を買えばいいのに

株式投資入門書の歴史
1981年『証券蘭の見方/読み方』日興リサーチセンター編

ずいぶんと間が開いてしまった。 「利回り革命」の記述があるページと同じページに次のような表がある。
暦年日本(225種)米国(S.P .500種)
利回りPER配当性向利回りPER配当性向
463.6711.8343.43.1217.2453.9
472.2621.2748.12.8817.0149.1
481.8521.9540.63.1513.1641.4
492.3214.8234.44.359.3240.5
502.3519.4445.74.2710.8246.2
512.0625.2952.13.9710.2940.9
521.8923.0443.54.769.0242.9
531.7223.0139.65.287.7841.1
541.5024.3836.65.536.9338.4
55(6)1.4323.1232.943.4
(暦年は昭和)
昭和54年のアメリカ株の 平均利回り5.53、PER6.93はすごい。今では考えられない。2002年〜2003年が日本株の底値だったが、 ここまで割安なのは一部の会社だけだったと思う。1971年(昭和46年)から外国証券投資が 自由化されたそうで、この本の第3章では外国証券投資の紹介がされている。1979年から2007年 間でのSP500種の資料は手元にないが、ダウは1979年から2007年の間に 15倍になっている。(ただし1979年には1ドル約240円だったので、円換算では7倍) もし、日本に再びバブル期が訪れたら、日本株を売って、配当利回りが高く、PERが低い国の株を買おうと思う。為替レートが急速に下がっている国の株でもいい。

「株式投資入門書の歴史」の過去の記事


2007.2.9

手抜きかぼちゃスープ、じゃがいもスープ

用意するもの
圧力鍋
かぼちゃ
だしの素
ゴムべら

@圧力鍋でかぼちゃを茹でる。
Aお湯を捨てる。
Bゴムべらでかぼちゃを念入りに潰す。
Cだしの素と水を加える。
D加熱する。

同様に、じゃがいもでもスープになる。サツマイモは、まだ試していない。


2007.2.9
今更ながら、デザインが時代に取り残されている感じがしてきたので、ブログ風にしてみた。 コメント欄やトラックバック欄は荒らされると困るので作りたくない。 ブログにはアーカイブ機能があり、2007年2月(4)というように記事の件数が毎月 表示されるが、 僕は更新速度が遅いので、毎月の件数があると目障りになる気がする。 そこで、デザインだけブログにしてみようと思う。このホームページをずっと続けていけば、 そのうちブログも時代遅れになるだろう。
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