The Operational Art of War 3
2年前と同じスターリングラード戦のシナリオに再挑戦した。今度は一方的に勝てた。
2年前よりも僕の戦術が進歩したといえるだろう。2年前よりも進歩した点は、大まかに
言って3つある。
1つ目は、対砲兵射撃だ。砲兵を最前線に配置すると、砲兵が敵の砲撃に対して
反撃してくれるような設定になっている。敵の砲撃を妨害して味方の損害を減らす効果もある。
砲兵が少ないシナリオなら、あってもなくても良い
ような設定だが、スターリングラード戦は砲兵が多いので非常に役に立った。
2つ目は、補給に対する考え方だ。各部隊にはsupplyの値があって、
弾薬、食糧、燃料などの物資が豊富かどうかを示している。
supplyの最高の値は150%で最低の値は1%だ。以前、僕は大戦略シリーズの連想から、
supplyが1%になると、弾薬が尽きて
部隊は全く戦闘能力を失うと誤解していた。最近になって、
supply1%でも戦闘能力が落ちるだけで戦うことはできることに気づいた。
2年前は、誤解に基づいて、戦車や砲兵の補給待ちをすることがあったが、
今回は戦車や砲兵を無駄なく運用することができた。
3つ目は、阻止攻撃(interdiction)だ。TOAWでは空軍の任務の1つに阻止攻撃がある。
阻止攻撃は、武器弾薬や燃料の集積地、鉄道、道路、飛行場、また前線へ行き来する増援部隊や輸送部隊
を爆撃するのが本来の意味だが、ゲーム的には、移動中の部隊と停止中の部隊を爆撃するようになっている。
また、敵の補給も困難にさせるような設定になっている。以前から、阻止攻撃の効果は
参加する飛行機の数と戦場の広さで決まることは知っていたが、その「戦場の広さ」
は敵の支配地域のみの広さを指すのか、それとも味方の支配地域も含めた戦場全体の広さを
指すのかわからなかった。試しにスターリングラードの市街地に敵を追い詰めた状態で、
爆撃機に阻止攻撃を指示してみた。これが見事に決まった。ゲーム的にinterdiction level
というものがあって、阻止攻撃の威力を示すのだが、ノルマンディー上陸作戦や
湾岸戦争並の値になった。
無数の爆撃が自動的に行われる様子を見るのは
爽快だった。
結局、88日間のシナリオなのに40日程度で勝てた。
(ゲーム的にはスターリングラード市街を完全制圧しても終わらないのだが、
スターリングラードを完全制圧した段階でやめた。)
2年前なら、40日目というのは
やっとスターリングラード市街に敵を追い詰めたぐらいだった。
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